道玄坂オフィス|著名建築事務所デザインのハーフセットアップ空間
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LOCATION
渋谷駅を背にして道玄坂を上る。繁華街のイメージの強い道玄坂は通り沿いに様々な飲食店が立ち並び、人も車も多く賑やかなエリア。マークシティ裏を越えたあたりからは、人通りも少なくなって、徐々に落ち着いた印象に変わっていく。今回の物件があるのは、高く育ったケヤキ並木とビル群に囲まれた通り沿いから一気に空が開ける清々しさもあって、意外と気持ちの良い道玄坂上交差点の少し手前。周辺のレトロなビルからは、一際目を惹く個性的な外観のこの建物を見つけた。
SPACE
アルミパネルに木目をプリントし、樹皮をイメージしたという外観。ファサードのデザインに定評がある隈研吾建築都市設計事務所が監修したと聞けば、その個性にも納得がいくだろう。
今回募集の7Fは、外観の印象とは対照的に、室内はすっきりと実用的。会議室やラウンジが備わったハーフセットアップ仕様で、あとは執務スペースを整えるだけという状態だ。しっかり整った内装の室内で思わず目を引いたのは、大きな窓から差し込む光。外観の不規則な表情をそのまま映すように、光もまた均一ではない。撮影している間も、陽だまりの午後にのんびりと過ごしているような、ふっと肩の力が抜ける心地良さがあって、不思議な安心感を感じられた。樹皮を思わせる外観と、機能的に整えられた室内に差し込む光。意外なところでつながる二つの表情が印象的で、じわじわとこの空間に惹きつけられていった。
WORKSTYLE
樹皮は木を守るためのもの。そう考えると、この空間で感じた不思議な安心感も、少し腑に落ちる。それに加え、実は、この空間を選ぶ上で安心感を感じられる要素は他にもある。
ハーフセットアップ仕様で、内装を一からつくり込む必要はないという前提に加え、なんと敷金も不要。おまけに原状回復すらも原則不要となるため、入居のタイミング、そして、いつか次の場所へ移るときにも大きく負担を抑えられる。オフィスを整えることや退去時の費用に頭を悩ませる時間が少なくなれば、その分、仕事に向き合いやすくなるし、臨機応変に会社の状況に備えられる。そんな空間でなら、目の前の仕事に集中し、新しいことに挑戦する余裕も生まれるという、良いスパイラルに繋がっていくのではないだろうか。
樹皮が木を守るように、この場所もまた、そこで働く人たちを支える。ずっと留まるためではなく、自分たちの力を育て、いつか次の場所へと巣立つために。守られることは、前へ進むための力になることだろう。
EDITOR’S EYE
実は、現状のハーフセットアップから、家具まで付けたフルセットアップ空間へアップグレードすることも相談できるそうだ。そうなると、パソコンを移動するだけで、移転もできてしまう。少し賃料は変わるが気になる方は相談してみてほしい。