駒場オフィス|1棟貸し デザインビル
EDIT
小田急線東北沢駅より徒歩4分、東大航空研究所の名残から航研通りやコスモス通りともと呼ばれる交通量の多い道沿いに、ひと際目立つ建物がある。オフィスとしてのイメージはあまりなく、住宅と学校の街でもある駒場エリア。いつもご紹介する場所とはやや毛色の違う立地ではあるが、魅力的な外観と室内の高いポテンシャルを感じご紹介させて頂く。
今回の建物は贅沢な1棟。コンクリート剥き出しの建物をガラスブロックの円柱が垂直に貫いた様な外観は、周辺の建物と比べても異質な印象だ。一目見ただけでは内側が想像できないこの外観は、訪れる者の期待感をあおるような演出とさえ感じるだろう。
内部は地下1Fから5Fのテラスまでの上下6層。それぞれのフロア毎に表情は若干違ってくるが、無機質でシャープな印象の室内空間にガラスブロック越しの光がアクセントとなり、不思議な温かみが感じられるはず。最たる魅力の一つでもある屋上には、ウッドデッキと円柱最上部の不思議な空間。来客には思わず紹介したくなる様な雰囲気を持つこの場所を、オフィスの顔として考えて頂けると尚面白いかもしれない。
使い方についても十分な可能性を感じて頂けるだろう。これだけの面積でもあるので、もちろん本社機能として分散した機能をまとめるもよし、こうなったら贅沢に全フロアをフリーアドレスにして、各々が好きな場所で働く遊び場の様なオフィスとしても考える事が出来るかもしれない。エレベーターが無しという、搬出の多い企業には如何ともし難いデメリットはあるが、それでもこの規模の1棟利用という魅力は大きい。少々躱したイメージのこの立地であるからこそ、その独自のwork styleで注目を集める様な存在にしてみて欲しい。
EDITOR’S EYE
現在はダンススクール運営中となり、入居時の実際の室内状況は今後変化もあるだろう。とは言え、基本的なポテンシャルの高さは疑い用がない。自社専用の遊び場オフィスとして存分に使い倒してもらいたい。