EDIT
表参道周辺エリアの中では、ほんの少し堅いイメージのある青山一丁目。ビジネス色が濃いながらも、そばにはいちょう並木や赤坂御所があったりと、身近に緑を感じられる土地でもある。今回の募集は、青山一丁目の交差点から赤坂方向に歩いて6分ほど。青山通り沿いにある郵便局を越えたあたりで、横道に入ってすぐの立地だ。外観は一見ふつうの建物だが、中には上質な空間が広がっていた。
ピロティに並ぶ高級車を横目に、エントランスを抜け3Fへ。建物自体はヴィンテージ感を漂わせていながらも、室内には透明感あふれる空間が待ちかまえていた。4SLDKというあまり見かけない間取りに戸惑いつつ、室内を探索する。各部屋は標準的なサイズでありながら、窓が多くどの部屋も居心地がよい。なんといってもその代表格は、70帖近くあるリビングダイニングだ。全面ガラス貼りと言ってもいいくらい贅沢に切り取られた外の景色。目線の先にはどんぴしゃで木々の緑が広がっている。都心にいながらも、時間の流れが少しゆっくりになったような、そんな感覚を覚えてしまうくらい澄んだ空間であった。
本来、住居としての募集であることから、SOHOについては人数や業種がかなり狭められてしまう。人の出入りが少なく、限りなく住まいに近い使い方の場合のみ、ご相談できる可能性があるようだ。こんな素敵空間を目の前にして、少しでも付け入れる隙があるのならば、チャレンジしない手はないではないか。何事も、試してみないとわからない。そんなチャレンジ精神の下、欲しい物を手にしてきた方には、この新たな挑戦にぜひ挑んでみてほしい。
EDITOR’S EYE
駐車場1台付き。この条件もなかなか重宝できるポイントだと思う。ピロティなので平置き、屋根付きという点もうれしいところ。