渋谷区東｜大型バルコニー付最上階SOHO

>>LOCATION
場所は、渋谷駅脇を走る六本木通り沿いの、上はテニスコートになっている青山トンネルをくぐり抜けるあたり。その右手である南側のエリアには、実践女子学園、國學院大学と学びのエリアが広がっている。住所は東4丁目。渋谷の喧噪から切り離された、緑溢れる常陸宮邸に隣接する場所にこの建物はあった。

>>SPACE
数年前に、建築家、隈研吾氏設計であるこの建物の内装をリノベーションし、改めて入居者を募集する事となった。建築の意匠面、機能性だけではなく、素材、ロケーション、その空間を利用する人のライフスタイルまでイメージさせてくれる建物。ここでご紹介する最上階メゾネット型ペントハウス区画は、ふんだんに設けられたルーフテラスと、窓一面に広がる緑により、ここが都心であるという事を忘れさせてくれる非日常感を纏う空間だ。本来住宅としてプランニングされたこの区画ではあるが、約48畳にも及ぶLDKは住むだけではなく、働く事をイメージしても十分成立する。最上階である上のフロアには、もう１つの部屋があり、20畳以上のスペース＋連続するバルコニーを独占できる贅沢さがある。2フロアに分かれたバルコニーは、それぞれ室内とフロアレベルが同じため、室内空間が外まで延びるように空間の広がりをより高めてくれていた。

>>WORKSTYLE
魅力的な要素は多々あれど、伝えきれないのはこのロケーション。遮るものは何もなく、視界は上下に街半分、空半分。東側の窓先には、風に揺れる緑が一面を満たし、心を安らかにしてくれる。どんなに忙しいときも、この空間でなら慌てふためくという状況には陥らない気すらする。ゆったりと穏やかに、でも、こだわり抜いて仕事をしたい人にお薦めしたい空間だ。

ロケーション面での魅力が強く、設備面については一切語らなかったが、各部屋、各設備共に、贅を尽くした仕様となっている。広すぎるキッチンはカウンター部分が大きいので、料理をせずとも、即席の打ち合せスペースにもなるだろう。そこでは、ちょっと何かをつまみながら打ち合せをする。さすがにそれに文句を言う人もいないだろう。