表参道オフィス |公園の前の物件
EDIT
>>LOCATION
日々多くの人が集まるまい泉通り。その道幅があまり広くないこともあり、ちょっとしたお祭りのような賑わいが生まれやすいのが個人的には好きなポイント。そんな通りから少し脇道に逸れると現れるのが、公園や森を有した複合施設である「ののあおやま」。今回の物件はそのお隣に建っていて、目の前にはゆったりと公園が広がっている。鳥の鳴き声などの、表参道には不釣り合いとも思える和やかな音が聞こえてくるこの場所は、間違えてずっと遠くまで来てしまったのかと錯覚してしまうほど穏やかだった。
>>SPACE
今回募集となるのは4F建てビルの2Fと3F。
3Fは、一言で言えば明るく健康的な空間。126㎡のがらんとした室内に広がる艶のあるフローリングは、まるでお手本のようなおしゃれオフィス。そして、室内に燦々と差し込む日光が、空間をより明るく健やかなムードへと仕上げていた。
対して2Fは、天井高3mが確保された開放感ある空間。光は少し入りにくいが、濃い色のヘリンボーンの床に柔らかく光が伝う様子は、どこかしっとりと大人っぽい印象に感じられた。
どちらの空間もオフィス物件としてはかなり整った印象で、コンクリートのスケルトン天井も今っぽさを抑えている感じが悪くない。加えて、立地的な強みとしてトレンドを抑えた表参道エリアであり、駅から徒歩2分という利便性の良さ、賑やかなまい泉通りの近くというポイントも加点すると、総合点としてはかなり高い物件だ。
>>WORKSTYLE
そんな優等生に、さらなるボーナス加点をしているのが、バルコニーから一望できる公園だろう。この物件を見ていると、つくづく物件と環境は切っても切れぬものだと思い知らされる。例えば、この物件が大きな環状線に面した場所に立地していたらどうだろう。幹線道路からの忙しなさにより、3Fの健やかさは多少薄れ、2F空間はビジネスライクに拍車が掛かった空間であったかもしれない。だが、目の前に穏やかな公園が広がる事で、3Fはよりゆったりと健やかに、2Fは程良くリラックスして集中できそうな雰囲気に仕上がってくれている。もちろんそれによって、働く際のマインドも、優しくゆとりがあるものに変わるだろう。生活や働き方の豊かさを大切にするこの時代に、一度パークサイドの力に魅せられてみてはいかがだろうか。その生まれたゆとりが、さらに良いパフォーマンスへと導いてくれるかもしれない。
EDITOR’S EYE
ゆとりのある環境であっても、たまにはフラストレーションが溜まる場面もあるだろう。そういう時は、何も考えずにブランコに揺られてみる。ぼーっと、遊んでいる子供達や犬を眺めて、頭がすっきりしたらオフィスに戻ろう。そういうメリハリが付けられるのも、この物件の魅力かもしれない。