目黒オフィス｜ルーフバルコニー付きSOHO

>>LOCATION
目黒駅からアルコタワーに向かい、通称「ドレメ通り」を進む。通りの名前の由来となった服飾専門学校の学生らしき姿はもちろん多いが、住宅エリアと隣接しているためか、子供連れや愛犬を連れて散歩中といった雰囲気の人も多く、毎日通る通勤路としては、つい歩調を緩めてしまう様な穏やかないい雰囲気だ。のんびり歩きながらレトロな大型マンション前の緩やかな下り坂に差し掛かったあたりに、ちょっと真新しいシュッとしたこの建物を見つけた。

>>SPACE
2020年7月に竣工を迎えたばかりのコーポラティブハウス。今回の区画はその最上階にあるSOHO空間だ。他フロアには居住者がいることもあり、セキュリティも万全なオートロックのエントランスからエレベーターへ。エレベーター内にあるキーを回さないと、実はこの最上階だけ停止しないという仕組みらしく、その特別感が期待値を自然と高めてくれた。
募集区画は建物最上階の5F/6Fメゾネット。SOHO区画といえども、面積を消費しがちなお風呂や大きなキッチンなどはなく、個室がなく緩やかにスペースを区切られた室内は、なんと言っても明るい。建物が高台にあることもあるが、東南方向に大きく取られた窓からは、眩いと言ってよいくらいの光がふんだんに差し込み、RC躯体へ薄塗りしたグレーの天井という落ち着いた内装の仕上がりでも、全く重い印象を感じさせなかった。さらに6Fへ上がると、20㎡ほどの水回りに隣接した空間と、この区画の最たる特徴でもある気持ちの良いルーフバルコニー。スカッとした空を眺めることが出来るこのスペースは、ここが室内であれば、、なんて野暮なことは言えないぐらい、圧倒的な開放感があった。

>>WORKSTYLE
面積表記だけ見ると、バルコニー抜きでも30坪弱。とは言え、螺旋階段やそこにつながる通路部分などもあり、若干の使い勝手の難は否定しないが、少数精鋭でゆったり使う場所として考えれば、中々贅沢な時間を過ごすことが出来るオフィスになるだろう。リモートが増えオフィスのあり方を考え直したとしても、この場所で室内からの視線の抜け感も楽しみつつ、ルーフバルコニーで青空を仰ぐ時間を一度味わってしまえば、それが出社するモチベーションにつながることは言うまでもないはず。デスクをかっちり並べるというよりは、フリースペース多めにしつつ、窓際の陽だまりを感じながら、ONOFFのスイッチをうまく切り替えながら働いてみてほしい。
抜けた空に暖かい光、気心知れたスタッフや時にはペットと共に。自分にとっての心地よさをこれでもかと集めることが可能なこの空間を新しいパートナーとすれば、日々の仕事と生活のクオリティは、自然と高まる様な気がした。

建物は外断熱で、外付けの電動ブラインドや二重窓など、光熱費の負担も軽減できる様設計された省エネ仕様。上下のメゾネットとなるので、平面的な広さの感覚はそれほどないが、それでもこの場所で働くことをイメージすると、色々想像が膨らむ空間だった。入居までの初期費用が抑えられるところも嬉しいポイントだろう。