神山町オフィス | 緑に囲まれるSOHO空間
EDIT
>>LOCATION
渋谷区神山町。松濤と富ヶ谷に挟まれたこの立地。松濤から続く高級住宅地のイメージがまだまだ色濃く残るエリアで、エリア内には各国の大使館や東京とは思えない大きな邸宅が建ち並び、他にはない街の品のようなものを感じる。とても穏やかな環境で、働くというよりかは住むというイメージの街だが、あえてこの地で働いてみてはどうか。
>>SPACE
これまでも幾度かTOKYO WORKSPACE上で紹介してきたこの建物。部屋ごとに雰囲気や仕様がそれぞれ異なるため個々に紹介してきたが、1点だけ一貫した特徴がある。それは窓先に望む溢れんばかりの緑。今回の部屋も、グラウンドフロアならではの低木の緑がまるで壁のように窓面を囲っており、その空間に入った瞬間、緑と射し込む光が相まってとても豊かな気持ちにさせてくれた。おそらく、これほどの緑に包まれた物件を他に渋谷エリアで見つけることは困難だろう。室内は4LDK+WICというなかなか贅沢な間取り。住居仕様なの十分すぎる水回りや廊下などによって、同等面積のオフィス物件と比べると、大幅に有効面積は削られてしまうが、あえて人数に余裕をもたせ、面積を持て余せるぐらいでゆったりと使ってみるのがいいだろう。
>>WORKSTYLE
ここまで緑に囲まれていると、もはや渋谷ということも忘れてしまうのではないか。面する緑は、濃度がとても濃く、もはや森の中にいるといっても過言ではないだろう。開口部を覆い尽くす緑は、外部との壁となりこの空間で過ごす際には多くのストレスから守ってくれそうだ。駅からの距離は少々あるので、出入りの少ないデザイン系、制作系などのオフィス作業を中心とするような業種との相性が良いだろう。LDKには簡単な作業台やソファーなどを置いてフリーアドレスのように使い、集中して作業したいときは個室へこもる。〆切間近の徹夜必至の日でも心配不要。途切れた集中力を復活させる風呂もあり、風呂上りにデッキでしばし緑と緑が発するマイナスイオンを浴びれば、シャキッと次のラウンドも頑張れる。住居ならではの体に馴染む空間と、どの部屋からも常に望む窓先の緑。これでもか!というくらいリラックスしつつもトコトン働けるこの環境を満喫していただきたい。
EDITOR’S EYE
いわゆるデザインオフィスのような空間の派手さはないが、その分人が住むことを考えた住居だからこそ持つ体へのフット感や、まろやかさのようなものはある。働く環境を、空間の華やかさでみるならこの物件は合わないが、居心地という面を重視するようであれば、いい環境だと思う。