代々木上原SOHO | 大型バルコニー付きレジデンス空間
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LOCATION
代々木上原駅を降りて、井の頭通りを環七方面へ。広く開けた道幅と、まっすぐに伸びる道に寄り添う街路樹の緑。道中には雰囲気のいいショップが点々と顔を覗かせ、行き交う人の足取りもどこか柔らかく見える。変に気取らず、自然体なのに、それがむしろ洒落ている。そんな代々木上原らしい空気を味わいながら歩くこと7分ほど。路面の半地下には、建築家・谷尻誠氏が主宰するSUPPOSE DESIGN OFFICEのオフィスを兼ねた「社食堂」が入る、少しレトロ調でどこか品の良さをまとったこの建物が静かに佇んでいた
SPACE
3Fにある角部屋へと足を踏み入れると、すぐに気持ちをホッとさせてくれるような、やわらかな表情の空間が迎えてくれた。何より印象的な、ユニークな形状で広がる大きなLDと、その窓先に続く大型バルコニー。まるで外にもうひとつリビングがあるようなサイズ感で、窓を開ければ、光はもちろん、風も、視線の抜け感も、そのまま室内へと流れ込んでくる。この開放感と気持ちよさは、かなり別格だ。間取りは3LDK。井の頭通り側と裏通り側の2方向に向いていて、窓も多く、空間全体にこもった感じはまるでない。むしろ寝室側の窓先には、街路樹の緑がふわっと映り込み、その穏やかな表情が個人的にはしっかりと刺さった。
この空間に漂うやさしい雰囲気。それはきっと色合いにもあるのだと思う。白を基調に、ライトグレーの建具、ゴールドの金具、浴室のオレンジタイルが重なるバランスがなんとも愛らしい。明るく、やわらかく、少しレトロ。日当たりや外の緑も混ざり合いながら、自然と長居したくなる温かい空気に包まれていた。
LIFESTYLE & WORK
この空間の良さは、住むことだけでなく、働くことにも、遊ぶことにも、ちゃんとその時間に没頭させてくれそうな居心地の良さにあると思う。明るく穏やかで、気づけば長い時間が経っているような安心感があるこの部屋。その生活の延長に仕事や創作の時間を重ねても、無理がない。朝食のあと、そのままダイニングテーブルで仕事を始める。集中したい時は小部屋にこもり、窓先の緑と落ち着いた光の下でじっくりと向き合う。気分を変えたい時はバルコニーへ。風を浴びながら考え事をする時間もいいし、たまにはスタッフや友人を招いて、打ち合わせや遊びの時間を楽しむなんていうのも。気を張るオフィスではなく、暮らしの中にそっと構えたアトリエのようなイメージ。お気に入りの家具や好きな飲み物、植物で満たしたバルコニーなど、自分なりの環境を整えながら、暮らしにも仕事にも深く入り込んでいく。そのどちらにも無理なく没頭できる日常を、この場所なら自分のペースで育てていけるのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
この立地、建物や空間の雰囲気、なによりこの大型バルコニー。個人的にはかなりどタイプのレジデンス空間だった。個人のクリエーターの方の住居兼アトリエなんていうのが合いそうだ。四六時中この空間で過ごし、たまに気晴らしで1Fの社食堂でランチを食べつつ、クリエーティブな雰囲気の中でスタッフや友人などと談笑なんていう日々もいいのではないか?