下馬倉庫・オフィス|開放感のある1棟倉庫物件
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LOCATION
場所は世田谷区下馬。住所だけでは馴染みのない方も多いかもしれないが、学芸大学駅から三軒茶屋方面へ向かう途中のエリア。建物は低層の住宅地のため、空は充分な広さを感じられ、環状七号線へと続く下馬通りは、バスや車の往来は少しあっても喧騒とは程遠い。駅からの距離もあって、完全無欠の住宅街というレベルで、かなり長閑な印象の場所だ。そんな下馬通りと世田谷観音通りが交わる交差点の一角に、爽やかな青い軒先テントが目を惹くこの建物を見つけた。
SPACE
パッと見はプレハブ?と思ってしまうような、少々ヨレた簡易的な造りの1棟ビル。しかし、その室内に入って感じた期待値は、最近訪れた物件の中でも5本の指に入るほど、ワクワクに溢れていた。
元々は食品関係の倉庫と配送センターという経歴が示す通り、1F部分は2方向の道路に面してほぼ全部がシャッター。全て開けると、もはや外と一体に感じるほどの圧倒的な開放感。室内は3mを超える天井高に、むき出しの鉄骨の無骨な印象。何もないからこそ際立つ、単なるオフィス物件にはない荒々しさやちょっと雑な感じが、なんとも言えない味のある雰囲気を醸し出している。2Fは、1Fに比べると拍子抜けしてしまう様なスタンダードさで、物足りなさは感じてしまうかもしれない。しかし、1Fのポテンシャルを考えれば、2Fも同じように粗めなテイストに仕上げた時のイメージは抱きやすいだろう。正直なところ、外から見ただけではパッとしない上っ面ではあるが、ありそうで探すとなかなかない倉庫物件、それが意外な近場に!と心が踊ってしまった。
HOW TO USE
元倉庫・配送センターという建物ゆえに生まれた、ほぼ外レベルの開放感を感じる特殊な建物。しかし、そんなに門戸を開いた空間でも、実は受け入れ態勢はバッチリというわけではない。ヨレた外観もそうだが、1Fは断熱やエアコンといった必要なものもない倉庫ならではの現状。言ってしまえば、ただの「ハコ」でしかない状態なのだ。内装も多少手を加える必要があるが、現状の雰囲気を維持しつつやりきってみてはどうだろうか。シャッター部分にガラス扉を設け、外とのつながりや開放感はそのままキープ。そこに色気のあるライトを吊るしたりと、現状の無骨なアジトっぽさを活かして利用したい。その分、プレハブ感の否めない建物のイメージはガラッと印象を変えるのが良いだろう。外観を全面塗装することで、これまでとは違った存在感を発揮してくれるはずだ。
ただのカラッポのハコ?いやいや、むしろそんなハコで充分と感じられるほどの魅力を放つこの空間。期待と夢を詰め込めんで、自分たちの「タカラバコ」へ変貌させてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
オープンテラスのカフェのような見た目だが、周辺はしっかり住宅街ということもあって、音や匂いのある業種は不可となってしまう。倉庫やオフィスは問題ないが、店舗を検討の方はご注意を。