赤羽橋オフィス｜インダストリアルな居抜き空間

LOCATION
赤羽橋から飯倉方面へ桜田通りをゆるゆると上っていく。車の往来が絶えない都心の動脈のような道だが、このあたりは感覚的にはほとんど東京タワーの真下といって良いだろう。周辺には外国人観光客の姿も多く、非日常の風景がごく日常的に溶け込んでいる。賑わいの中心でありながら、タワーを仰ぐ瞬間には不思議な静けさすら感じられる。そんな場所で、歩道橋と共に姿を現すレトロなビルが今回の目的地だ。

SPACE
2015年に建物全体をリノベーションした、古くともどこか愛らしいこのビル。共用部にはミーティングルームやラウンジ、そして東京タワーの圧倒的な存在感を真正面から受ける屋上なんかも用意されており、仕事の合間にリセットできる環境も整っている。
募集中の402号室は、天井と床を躯体現しにしたラフな仕上げ。そこにアイアン調のガラス間仕切りやドア、造作棚が組み込まれたインダストリアルな空間だ。高いところでは約2.8mの天井高があり、開放感もしっかりと感じられる。築年数から梁の低さが多少気になる方もいるかもしれないが、東西に並ぶ窓の存在もあり、全体的に伸びやかな印象を受ける。
無理のないレイアウトでデスクを並べるもよし、撮影や打ち合わせ中心の空間として整えるもよし。デザイン性と実用性を兼ね備えた居抜き仕様で、すぐにでも使い始められる完成度の高さが魅力だ。

HOW TO USE
実は契約期間は2027年7月末までの約2年弱。と聞くと少し身構えてしまうかもしれないが、終わりが見えているからこそ１日１日を有意義に過ごせる、そんなポジティブな期間とも言える。自分たちの次のステージに向けた準備期間や、集中して成果を出すフェーズとしての利用にも適しているだろう。
何よりも、東京の象徴である東京タワーと、おそらく人生で最も近い場所で働いてみないか？ということをシンプルにオススメしたい。90年代のトレンディドラマよろしく、日々の生活の背景に東京タワーが差し込まれる。そんなシーンを映し出す。これが自宅だとカッコつけ過ぎかもしれないが、オフィスなら良いだろう。何十年か先、この濃密な2年間を思い出して懐かしんでくださいな。

2025年10月中の契約締結で保証金3.1ヶ月分が無料という特典付き（普通に考えれば11月以降もそのまま延長するだろうと踏んでいるが果たして…）。オフィスだけでなくスタジオ利用なども相談可能で、造作棚などの撤去も相談できる。原状回復も不要であるし、最後までトコトン好きに使い倒してみるのはいかがだろうか。