渋谷オフィス・店舗 | 天井高4M弱 1F-2Fスケルトン空間

LOCATION
世界中から観光客が訪れ、最近は特に賑わっている渋谷駅周辺。大規模な再開発も続き、徐々に完成へと近づくその街並みにいつもワクワクさせてくれる。そんな渋谷駅を背にして、井の頭通りを代々木公園方向へ進むこと10分ほどの、ABEMA TOWERの向かい。まだまだ街並みに騒がしさはあるものの、だいぶ人の流れは落ち着いて歩きやすくもなったエリアに、このすっきりした顔立ちと個性的な空間を秘めた建物をみつけた。

SPACE
ご紹介は建物の顔とも言える1F-2Fの路面メゾネット区画。天井高は約4Mと高く、開放的な作りで、奥行きある鰻の寝床のような間取りも特徴的だ。時間帯によっては正面の窓から自然光も射し込み、向かいには街路樹の緑やABEMA TOWERがほどよく存在感を放っている。
そんな空間で最も印象的なのが、1Fと2Fを繋ぐ大きな階段。いや、もはやステージと言ってもいいような、スケールと存在感がここにはある。座る、話す、見せる、集まるなど、ただの通路にはないような、多様な“場面”が自然と発生しそうな期待すらしてしまうのは自分だけではないはずだ。きっとこの空間はただの箱ではきっと終わらない。そう感じさせてくれる、ポテンシャルを秘めた空間だった。

HOW TO USE
この立地、路面のポジション、天井高のある開放的な空間など。いいとこは多々あれども、そういった要素をすべて霞ませてしまうような、この階段の存在。本来の役割を超えて、人を集め、多様性を作り、空間全体のリズムを生むような中心的な存在になり得る重要なスペースといっても過言ではないだろう。腰掛けて談笑したり、簡単な打ち合わせや作業をしたり、ランチをとったり。あるいは映像制作会社なら、階段にスクリーンを垂らしてプレミア上映会を開催したり、トークセッションのステージとして活用することもできるのではないか。
空間自体の使い方は、オフィス、スタジオ、ギャラリー、ショップと多様に対応可能。2フロアで使い分ければ、繋ぎ目役として、この階段スペースはその“あいだ”のポジション。その視点からしか見えない景色、そこだからこそ生まれる多様なシーンが、この空間の可能性と、魅力を最大化してくれることは間違いない。

つい階段に焦点を絞りすぎてしまったが、もちろん空間としての面白みもピカイチ。さらに賃料設定も高すぎず、オフィスやスタジオなどでも十分許容できる範囲内だし、1からこの空間を作り込む気合いの入った方々には、かなり面白い物件ではないだろうか。ちなみに現在はスケルトンだが、今後貸主によってエアコン・水回りなどの基本設備は整えられる予定だ。