中目黒オフィス|3方向窓面の56坪居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
最寄りは中目黒駅。中目黒と聞くと真っ先に思い浮かぶのは目黒川の桜並木だろう。しかし、駅周辺には高架下の雰囲気の良い飲食店やローカル感漂う昔ながらの目黒銀座もあり、桜並木以外にも毎日来ても飽きのこない環境が整っているエリアと言える。今回ご紹介する物件は、そんな中目黒駅周辺から山手通りを目黒駅方面へ歩いて数分。どちらかというと落ち着いたロードサイド、といった雰囲気へ移り変わり始めたところに堂々と立っていた。
>>SPACE
募集は建物の4F。室内は元々広告関係の企業が使っていた空間をそのまま引き継ぐ形となり、控えめに言ったとしても、めちゃくちゃ良い空間だと思った。
空間は大きく分けて3つに分かれている。メインのワークスペースは、明るいフローリングに天井は全て白塗りとすっきりとした清潔感あり。さらには、窓先に中目黒の住宅街が望め、陽を遮る建物もないから、とにかく気持ちの良い空間。対して、存在感のあるL字の雛壇と人工芝が敷かれた空間は、どちらかと言うとオフィスよりは、遊び場のような雰囲気。メンバー同士のコミュニケーションの場としての役割も担うかのような存在と言える。そして残る空間は会議室。他の2つの空間と比較するとコンパクトサイズではあるが、しっかりと2方向に窓面を確保しつつ、壁面がホワイトボードだったりと、圧迫感もなく機能性は十分。
この空間たちは、三者三様な雰囲気と機能を持ち合わせるが、それぞれがお互いを引き立てあっているかのような良いバランスを取っており、ここで働くイメージが湧きやすい良い空間だった。
>>HOW TO USE
おいしいハンバーグ作りにはタネが重要ということと同じように、良いオフィスもベースとなるタネが重要だと言えるのではないだろうか。そして、この空間はその良いタネとしての要素を十分に兼ね揃えている。室内の間取り自体の魅力は先ほど述べた通りだが、その空間のベースとなる天井も高く、窓は山手通り側も含め3方向に確保していて風もよく抜けるとくれば、1つひとつの材料ベースでみてもこの空間が良いことがわかるだろう。しかもそれが、坪単価15,539円(税別)とお手頃価格で手に入るのだから、このチャンスを見逃す手はないはずだ。
ただ、そんな空間も条件も良いタネではあるが、油断は禁物。ハンバーグが焼き方もとても大事なのと同じように、いい感じで仕上がった空間をメンバーの一人ひとりがどう使うかで良いオフィス、良い会社かが決まってくるはずだ。この空間は、かっちり働くのは似合わない。前の入居者からの居抜き空間を引き継ぐだけではなく、とことん楽しんで働くということもしっかり引き継ぎ、自分たちらしい良いオフィスを完成させていただきたい。
EDITOR’S EYE
山手通り沿いということもあってか、建物の裏には駐車場4台分(別途費用)の準備もある。これも隠し味の1つとしてどうぞ。