白金オフィス|プラチナ通り沿いスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
都内有数の高級住宅地として知られる、白金台。と言えば、このエリアのメインストリートとも言えるプラチナ通りを思い浮かぶ人は多いのではないだろうか?銀杏並木とお洒落なカフェ、レストラン、ブティックが軒を連ね、洗練されながらゆったりとした空気感が漂う人気の街。そんな穏やかな雰囲気のあるプラチナ通り沿いに、緑に向き合うこの建物を見つけた。
>>SPACE
今回ご紹介するのは2Fと5F、そしてフリーラウンジスペースの4F。個人的に推したいのは何といっても緑溢れる2Fのスケルトン空間。スケルトンと言うと全体的に躯体の無機質な色味と若干薄暗いような印象をイメージする方も多いかもしれない。しかし、この区画は窓一面に銀杏並木、緑に埋め尽くされていると言っても過言ではなく、加えて、柔らかい木漏れ日が空間に入り込む。フロアから窓面を見みれば、スケルトンらしい凸凹とした鉄骨躯体が荒々しくありながらも、緑がきらきら輝くその光景は、コントラストが際立ち、どことなく神聖さを感じさせるような美しさがあった。
そんなとびきりの2Fにはさらにおまけがついてくる。同じ建物の4Fは、この建物入居者が利用できるフリードリンク付きのラウンジスペース。ゆったりとしたバルコニーもあり、そこから近隣の自然教育園の緑も望めるリフレッシュするのには最適なポジション。
5Fはスタンダードなオフィス仕様だが、目線が高くなった分、窓先に見える緑や景色が気持ちよく、日当たりも◎。その気持ちよさを生かしつつ手を加えて、4Fのラウンジとうまく使いこなせば、かなり贅沢に使える気がした。
>>HOW TO USE
この建物の立地は、利便性としては決して良いとは言い難い。だが、今回はそれが尚更良いのである。
実際にオフィス街となると少々雑多なイメージや人混みも多かったりする。それはそれでステータス感もあるが、今回のロケーションは、”プラチナ通り”というポジションに位置し、通勤時には並木を眺めながら通勤もでき、さらに空間からはいつだって緑が共に居てくれる。春には新緑、夏は逞しい緑が生い茂り、そして、秋には黄金色に輝きを放つ。冬になれば、緑こそ望めなくなるが、1年の中で一番日当たりの良い気持ち良さと、プラチナ通りを遮るものなく望めてしまう。季節ごとに彩りの変化も見せてくれる並木は、まるでエンターテイナーのような存在。折角なので、目線を遮る物などは使用せずに利用し、この眺めを思う存分堪能してほしい。
このロケーションや眺めという意味では、なかなかプライスレスと言えるのではないか。キラキラとした緑と木漏れ日を浴びられる空間で生き生きと働くように、プラチナ級の輝きを放ってみていただきたい。
EDITOR’S EYE
因みに緑を見ることにより、気持ちを安定させ、心や体の緊張を緩め、その疲れを癒してくれるリラックス効果が色彩心理学において実証されている。気持ちよさ、居心地の良さ、そして癒される、、心身ともに健全に働ける環境と言っても過言ではないかも??