外苑前オフィス|竹林が広がる260坪超スケルトン空間
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>>LOCATION
外苑前といえば、表参道に近い華やかさと、青山一丁目よりもビジネス過ぎない適度なリラックス感を併せ持つエリア。そんな雰囲気も人気の要因で、青山通りとスタジアム通りが交わる交差点は、行き交う人も車も多く、常に賑わいを見せている。今回の物件は、隣に立つ梅窓院と竹林の厳かな雰囲気を我が物の様に身に纏っている建物。煌びやかなガラス張りの外観に身を包み、外苑前駅から僅か1分という賑わいの中心地にありながら、どこか達観した様に青山通りから一歩身を引いて立っていた。
>>SPACE
今回ご紹介するのはグレード感を感じられるオフィスビルの2F区画。よくある広々としたオフィス仕様を想像していたが、室内に入った途端にその想像があまりにも浅はかだったことを痛感させられた。
室内はなんと260坪を超えるスケルトン空間。それだけでなく、ガラス張りの窓先には、この建物がすぐ脇に携えている梅窓院の竹林が鬱蒼と茂り、仄暗さの中に一面の緑のカーテンが広がっていた。無機質で色のないスケルトン空間の中に、生き生きとした緑の対比が妙にカッコよく、一瞬でこの景色の魅力に引き込まれてしまった。もちろん、そんなインパクトだけで終わるわけではなく、実際にも天井高は約3.5mと高く、2方向にガラス張りで開放感も感じられる空間。スケルトンではあるものの、室内には空調も備わっているし、エレベーターホールには男女別トイレと給湯室もあり、あとは内装だけというところまで用意されていた。
この建物の他フロアのオフィス空間も実際に見たことがあるが、この空間は他のフロアの抜けた眺望や、整った内装などの“良い”という基準とは大きく異なり、感覚に訴えかける“良さ”に溢れた空間だった。
>>HOW TO USE
駅近のハイグレードビルに隠された、まさかの大規模スケルトン空間。内装費用こそ馬鹿にならないかもしれないが、それでも唯一無二とも言えるこの窓先の景色に一目でやられてしまったのは言わずもがなで、どのようにこの空間を利用しようかというシミュレーションを始めてしまっていた。もちろんオフィス単体で勝負してみても良いが、駅近立地故にショールームなどを併設し、複合的に利用するのもいいだろう。個人的には、完成された空間に仕上げるよりも、現状のスケルトンベースの未完成状態から、少し整えるくらいが好み。無機質なコンクリートと緑の対比をそのまま活かすのが、この空間のこの状態で出会った人の宿命なのではないかと思ってしまった。
ハイグレードビルの中で、理屈で考えれば、整った他のオフィス仕様のフロアを選ぶだろう。しかし、そんなビルの中にあって、他のフロアとは全く違う、窓一面の緑と圧倒される様なスケルトン空間。そんな組み合わせが放つ色気をより魅力的だと感じたのなら、その感覚をとことん信じてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
普段はパソコンを目の前にして仕事に没頭する人も多いかもしれないが、個人的にはふと目をやった先の窓に、こんな景色があったらとても嬉しい。空間における優先度はあるかもしれないが、この窓先に共感してくれた方であれば、是非一度現地で一緒に語らいたいと思う。