西麻布オフィス|緑が見えるSOHO空間
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LOCATION
広尾駅を背に、広尾ガーデンヒルズ脇の緑豊かな道を進むこと8分ほど。木々に癒され、十分にマイナスイオンを吸収した頃にこの建物は現れる。このエリアでも、特に気持ちのいい木々のロードが始まる場所。そんな立地に建つこの建物は、なんとも言えない味わいのあるレトロな表情をしており、言い過ぎかもしれないが、その緑と相まったシーンがまるで海外の街中を歩いているようでとても魅力的に映る。個人的に以前から目をつけていたこの建物だが、今回その中に空き区画が出たので紹介する。
SPACE
募集区画は3Fの角部屋。元々高級賃貸マンションとして作られた建物なので、現在も室内はレジデンスタイプのまま引き継がれており、この部屋も3LDKといったいわゆる住居仕様となっている。正直、これだけではこのエリアでよく目にする高級レジデンスのSOHOタイプ物件というくくりで留まってしまうが、この物件が他から秀でている部分はその空間にある。決して派手ではない。しかし、内装はとてもシンプルで、セレブ感やバブル感を漂わす無駄な装飾もなく、白い空間に外の緑とフローリングの質感だけが映える気持ちのいい空間。特にリビングダイニングだけヘリボーンの床で仕上げており、その柔らかな表情と路樹の緑、そこから差し込む柔らかな光がなんとも言えない居心地の良さを作っていた。これは写真では伝えづらい、この空間に来た者だけが味わえる特別な体験だろう。個々の部屋も使い勝手のいい作りで、全体的に言うほど住居感も感じさせない中性的な空間なので、ワークスペースとしても十分機能的だ。
WORKSTYLE
繰り返しになるが、この空間は気持ちがいい。それが全体的に柔らかなトーンで仕上げられている為か、または外の緑が影響してなのかはわからないが、気がついたらずっとこの部屋にいてしまいそうな不思議な居心地の良さがある。これはある意味、このエリアに適した空間なのかもしれない。住居エリアなので近隣に飲食店や遊ぶ場所も多くなく、駅からもそこそこの距離もある。必然的に一度室内に入ったら日中あまり出る機会がなさそうな場所だが、その日々多くの時間を過ごす空間だからこそ、その中で申し分ない気持ち良さを感じられたら本望と言えるだろう。一度入ったら抜け出せない。そんな引きこもりの専用部屋なんていかがだろうか。
EDITOR’S EYE
建物の路面部分にはサロンが入っている。そのお店もまた、この建物の持つレトロ感に合っており、このお店があることでより雰囲気を作り出しているように感じた。現在、同時に15坪ほどの部屋が2区画募集中なので、必要な面積、使い方によってセット借りという選択肢もあるだろ。