神宮前SOHO|建築家堀部安嗣氏設計 リノベ物件
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LOCATION
表参道ヒルズ前。冬はイルミネーション、夏は緑が生い茂り、日々移り変わるディスプレイでトレンドの最先端を感じる事の出来る活気のある場所。今回の建物はそんな表参道ヒルズの裏側。表側と違い賑やかさはないが、品の良さとプライベート感漂うエリアに佇む1棟のテラスハウス。緑で囲まれた隠れ家の様な空間をご紹介する。
SPACE
建物はコンパクトな1SLDK。空間に入ってまず感じるのは、この空間の質の高さと柔和さだろう。無垢のフローリング、漆喰の壁、薄明かりの漏れる格子など、この空間には、何とも言えない品の良さと優しい空気が流れており、自然と気持ちが穏やかになるようだ。1Fには大きめのリビングダイニング、2Fには個室が2つと、レイアウトに関しては相性があるかもしれないが、前面は行き止まりの道路に面しているというそのプライベート性から考えると、住居兼用のオフィス、アトリエ、サービス店舗利用などとして考えみても悪くないだろう。
WORKSTYLE
全てにおいて上質で優雅なこの空間、オフィスとして利用する場合も、一杯に人を詰め込んで、という状態ではなく、少数精鋭で楽しんでもらいたい。とことん根を詰めて働く事ももちろん成立するが、この建物の温度感を感じつつ、のんびりと自身と向き合う様な働き方も良いはずだ。ゆるやかに流れる空気は、訪れる人はもちろんここで働く人自身も癒してくれることだろう。表参道すぐの抜群のロケーション、こだわり愛され受け継がれてきた内装の全てを含め、この空間を味わい愛でる様に、穏やかな気持ちで働いてみて欲しい。
EDITOR’S EYE
建物の築年数は30年を経過しているが、建築家堀部安嗣氏によるリノベーションを経て現在の姿となっている。何とも贅沢な立地と、その空間に惚れ込む人も多く滅多に募集の出ないこの物件。空間に流れる空気感はぜひ実際に現地でご体感頂きたい。写真では伝わりきらない何かがきっと感じられるはずだ。