代官山オフィス | JR線沿い スケルトン仕様のデザイン空間居抜き
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LOCATION
渋谷駅から真新しく賑わうSAKURA STAGEエリアを抜けて、JR線沿いを恵比寿方面へと進む。数分おきに行き交う電車の音やリズム。それを横目にしながら、渋谷のビル群に囲まれた圧迫感とは違い、空が抜けていて少し開放的な気分を味わえるのがこの道の良さだろう。そんな道をのんびり進むこと10分ほど。猿楽橋の下をくぐり、もう少し進んだ線路沿いに、この段々に箱が積まれたような、特徴的な建物が姿を現した。
SPACE
ガラスのファサードが印象的で、外からもその開放感が伝わるこの建物。ご紹介するのはその2F。地上がB1Fスタートのため、実際には3Fの高さに位置し、室内は期待以上の抜けと明るさに満たされたような空間だった。
以前は北欧系の雑貨ショップ兼オフィスとして使われていた空間。現在はその居抜きで、天井はスケルトン仕様、床はOAフローリングで仕上げられた広々としたワンルームだ。天井高は3Mを超え、3方向の窓からはたっぷり光が射し込み、視線も大きく抜けて心地よい。特に目の前を伸びる線路のおかげで視界は開け、そこを忙しなく行き交う電車を眺めながらのんびりと過ごす時間はなかなか格別だ。デザイン性と雰囲気の良さをバランスよく備えたこの空間。派手な見た目のわりに、実際に過ごすそこでの時間は、ほんわりとした柔らかな空気感に包まれていて、それがとても居心地が良かった。
WORKSTYLE
渋谷駅、代官山駅、恵比寿駅からそれぞれ10分ほど。陸の孤島感もあるポジションだが、そんな事を軽々飛び越えてしまうようなレベルの高さがこの空間にはある。むしろ急かすのは行き交う電車くらいで、のんびりとした立地だからこそ、この空間はより魅力的に映るのかもしれない。
ここでの毎日は、セカセカと効率ばかりを求めるのではなく、じっくりと腰を据えて取り組む働き方が似合う。窓辺でひと息つきながら書類を仕上げたり、電車を眺めつつアイデアを練ったり。そういった一つ一つの積み重ねが日々の充実感に変わり、今日よりきっと明日を少し楽しみにさせてくれる。気づけば、窓辺に積み上げたその小さな一歩一歩は、まるで1.01の法則のように、確かな成長へと変わっていく。そんな静かでささやかな手応えこそが、この空間で過ごす時間をより豊かにしてくれることだろう。
EDITOR’S EYE
どの駅からも離れてはいるものの、逆を返せば、どのエリアも楽しめるうまいポジションでもある。それでいてこの空間、この抜け感、明るさ。これはなかなかズルいと言えるレベルの高さ。なかなかこの感度の高い空間は希少なので、こんな空間を求めていたという方はきっと急いで手を上げた方がいい空間だろう。