五反田オフィス|リノベーションされたセットアップ空間
EDIT
LOCATION
五反田から品川方面にソニー通りを一直線に進む。1本裏道に入ればキャッチのお兄さん方が元気に声を出す紛れもない歓楽街。しかし、右手に覗く大崎の高層ビル群がそうさせるのか、意外にも五反田の中で最もビジネス街の雰囲気を感じる不思議なエリアだ。周辺には多種多様な飲食店が軒を連ね、ランチタイムには多くのビジネスパーソンで賑わいを見せる、そんな場所にこの建物はあった。
SPACE
完成間もないセットアップオフィス。エレベーターを下りてまず目に飛び込んできたのは、天井高めのラウンジだ。上部を円形にくり抜かれた入口、渋めで落ち着いた色味のソファを照らす間接照明、アクセントに使われたゴールドなどが大人っぽさを演出し、エントランスのつかみは十分。そして奥へ進むと、エリア毎に天井高や、ベースカラー、照明の雰囲気などが少しずつアレンジされ、自然と用途が使い分けられるような設計。真新しく、清潔感ある執務スペースの窓際や、広々とした会議室にはソファスペースが設けられ、ラウンジだけでなく至る所にリラックスできる環境が整えられているのもポイントは高い。
この空間に入ってから、どことなく良い気を感じていたことに途中で気がつく。この空間、それぞれの機能はしっかり備わっているのに、壁などで完全にクローズされた空間がなく、全てガラスを介して緩やかにつながっているのだ。インテリア、機能性なども抑えつつも、元々もっている空間の良さを殺さず、更には一体感をもたせたよく考えられたセットアップと感心させられた。
WORKSTYLE
エントランスの綺麗さからは想像がつかないが、実は1986年築のこの建物。2024年から段階的にリノベーション工事が実施され、最新のニーズに応えるセットアップオフィスとして生まれ変わった。区画も40坪から80坪と幅広いタイプが用意されているため、規模に合わせて柔軟に選択することが可能だ。
同じ五反田エリアでは、新しいセットアップオフィスが次々と誕生し、その多くが早々に成約に至っている。それもそのはず、現在多く供給されているセットアップオフィスとこの五反田という街はすこぶる相性が良いからだろう。五反田バレーと言われる所以のスタートアップが集まる土壌、スピード感ある企業成長の故に、家具が揃っている上に移転コストも抑えられるという、メリットだらけの相性の良さ。もちろん、山手線最寄り駅という要素も強い。そして、比較的賃料が割高になりがちなセットアップオフィスも、渋谷、恵比寿に比べてリーズナブルな賃料設定の五反田エリアが、お手頃感すら感じさせてくれるから面白い。新築になってしまうと、どうしてもちょっと割高になってしまうので、古いビルのセットアップオフィス化、まだまだ五反田での勢いは続くだろう。
EDITOR’S EYE
ラウンジや会議室の什器は全区画で設置されているのだが、実は掲載写真の7Fだけは執務スペースにも什器が備え付けられた特別区画となっているため、初期費用面でのメリットは非常に大きいと思う。また五反田だけでなく大崎までも徒歩10分という点も、埼京線や湘南新宿ラインといった路線を利用するスタッフの通勤利便性を大きく高める嬉しいポイントだ。目立たないながらも採用にも影響するため、経営者としては軽視できない要素ではないだろうか。