恵比寿オフィス|リノベーション家具付き1棟ビル
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LOCATION
この建物は、恵比寿南2丁目、恵比寿駅からほんの5分程度のところに位置する。恵比寿は、恵比寿住所、恵比寿西住所、恵比寿南住所と、うっかり早とちりしてしまうと、住所がこんがらがってしまうが、カルピス本社裏あたり、防衛省施設の手前といえばわかりやすいだろうか。
駅前をすぐそこまで感じる割に、周辺はとても穏やか。駅近といえる立地でありながら、しっかりといいとこ取りしたポジションにこのスマートな建物を見つけることができる。
SPACE
今回募集するこの建物は、5F建の1棟まるごと。2025年にオーナーが思う存分にフルリノベーションをかけ、その全てにおいて豪華絢爛という言葉が似合うキラキラした仕様に仕上げた。用途も、顔となる1Fは、プライベートBARでも開けてしまうような完成度に、1-2Fは家具さえ入れてしまえばオフィスとしても直ぐに稼働できそうな状態。そしてその完成度は止まることを知らない。ここはモデルルーム?と錯覚してしまいそうな3Fと、やっぱりそうですよね。と勝手に納得してしまう4Fの住居部分には、室内暖炉や吹き抜け+螺旋階段と贅を尽くしたような空間が連続する。実物は写真の通り、家具が付き、しっかり寛げるパルコニーもところどころに配置されている始末。この思いつく贅沢を詰め込んだようなこの建物は、その仕様だけではなくいくつもの用途への汎用性も備え、感心するほど隙がない完成度だった。
WORKSTYLE
こういう完成度が高く完璧な状態のものを見ると、昔覚えた「望月の歌」が頭によぎる。当然、望月さんが作った歌でもないし、誰かが望月さんへ贈った歌でもない。ピンとくる方はいるだろうか?むかーし昔に、学校の授業で習った藤原道長たる人が残した詩である。
“この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば”
この世で自分の思うようにならないものはない。満月に欠けるもののないように、すべてが満足にそろっている、といった内容だ。満ち足りて溢れ出る満足感から生まれたような一句。そう、この建物も謂わば同じような状態ではないか。様々なものが満ち足りて、満足感が溢れ出ている感じが自分にとって、その「望月の歌」と重なる。もちろん、側から見ての感想にすぎないかもしれないが、この建物を借りる方は、きっとその満ち足りた感じに惹かれたというのが理由となるはずだ。でも、色々な用途に対応できるからといって、全てを詰め込み、がむしゃらに働くというのはちょっとイメージと合わない。入居する方は貴族ばりの優雅さと、贅沢な今を楽しむ心持ちで、恵比寿駅駅近の満月を堪能していただきたい。
EDITOR’S EYE
個人的には、やり切ったなぁと感心させられてしまう物件。室内の完成度はもちろんのこと、バルコニーの設置が実用性もありそうなとてもイイ感じ。通常の予算では届かない感じだが、通常の予算では探していない人には、見応えのある物件ではないだろうか。