恵比寿オフィス | 天高6Mのメゾネットオフィス
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LOCATION
押しも押されぬ人気のオフィス立地でもある恵比寿。「移転しても恵比寿を離れたくない」という話をよく聞くが、華やかで、でもどことなく品があって、という恵比寿の街のイメージは、一度味わうとなかなか捨て難いだろう。恵比寿駅東口のみずほ銀行脇の路地を白金方面に進んでいき、人通りも落ち着き始めた場所にあるこの建物は、その外観のインパクトもあり、堂々と立っていた。
SPACE
2025年3月に竣工を迎えた新築のオフィスビル。旗竿上の敷地にある建物のため、前面道路からオフィスまでのアプローチと、ビル前からエントランスまでのアプローチは気持ち長めであるが、期待感が自然と高まる様な演出がなかなかニクいと感じさせる。
物件は、ビル名通りの攻めた空間が魅力的な人気シリーズの1棟。今回も8F建の建物に対して募集は各フロアメゾネットの4区画と実に特徴的。最大のインパクトは、北側にある最大約6mの吹き抜けだろう。空間に入った第一印象こそそこまでのインパクトはないが、室内を吹き抜け部分まで進むと、誰もがついつい仰ぎみてしまう様な天井の高さ。上下2層分の窓先にはテラスまであり、デスクに座って仕事をしていても十分な解放感に浸れるだろう。
内装に関しては、吹き抜け部分のみカーペットがガーデン仕様だったりと、汎用的でありつつも意図を感じる設え。思い切ったアレンジはもちろんだが、現状を活かして最小限でも個性を出すこともにも対応できるという、そのわかりやすさも魅力的に感じた。
WORKSTYLE
恵比寿にある新築、それも90坪ほどとしっかり面積を確保しているオフィスであれば、待ってましたとばかりの企業も多いだろう。ただ、その天井の高さ故に、プランには少々工夫が必要かもしれない。個室などの設置はある程度限定されるだろうという理性的な視点と、せっかくの気持ち良い吹き抜け部分は、少しだけでも余白を作り、アイデア出しやコミュニケーションの場として活用してもらいたいという親心的な気持ちだ。
立地や性能含めてもちろん優秀であるが、このオフィスは、どちらかといえば、それだけでは退屈に感じてしまう遊び心のある企業にうってつけ。新しい風を吹かせ、企業のさらなる成長にドライブをかけるために、僭越ながら個人的にすごく好きなこの言葉で締めさせていただきたい。
「優れるな、異なれ。」
EDITOR’S EYE
ネタバレではあるが、ビル名は「EDGE」シリーズ。その名の通り空間もエッジが効いていた。
3F/4Fは会議室1部屋設置済み、さらに1F/2Fはエントランス脇でビルの顔とも言える区画で、店舗は不可だがショールームなども相談可能とのこと。
既に最上階のフロアは入居者確定となっているため、残る椅子は後3つ!