神宮前ショップ|神宮前を見渡す屋上付210坪空間
EDIT
>>LOCATION
表参道から外苑西通りへと続くまい泉通り。名を冠した「とんかつ まい泉」を始め、様々な人気飲食店が軒を連ね、賑わいの絶えない通りだ。しかし、その通り沿いから一本折れると、意外にも住宅街が広がる穏やかな一面も併せ持っている。そんなまい泉通りを半ばまで進み、ブレッツ・カフェ・クレープリーの脇を曲がった先に、堅牢なコンクリートの外観のこの建物を見つけた。
>>SPACE
今回の建物は、オープンな印象のガラス張りの1Fに、大きなコンクリートの箱を乗せた様なインパクトのある外観。そして、そんなインパクトだけではなく、地下へと続く通路の石畳やシンボルツリーなどの要素もバランスよく加わり、もはや、その外観から室内の期待値を高めてくれるくらいの完成度を放っていた。
募集区画は、地下以外の3フロア。1Fは50坪、2F,3Fはそれぞれ80坪オーバーとこの辺りではなかなか見かけないスケール感が希少な物件。1Fは少々変則的な形状ながらも、コンクリートと黒い鉄骨で構成されたクールな印象で、差し込む光が落とす影がとても絵になる空間だ。対して、2F,3Fの室内はすっきりとした整形の間取りに、一面が端から端まで余す所なく窓になっている。特に3Fは周辺の建物から頭ひとつ抜けるため、意外なほど爽やかで開放感も感じられるだろう。そしてさらに、360°青い空を堪能でき、かなりの爽快さを誇る、とっておきの屋上スペースまで備わっている。1Fのクールな空間から2F,3Fの爽やかな空間、そして開放的な屋上まで、どこにいても気持ち良く働くことができそうなスペシャル物件だった。
>>WORKSTYLE
立地、外観や室内の造り、スケール感を見ても惚れ惚れするような建物であることは間違いないだろう。2F、3Fのタイルカーペットの床が少々残念なくらいで、そんな程度であれば、サクッと変更してしまえば良い!とすぐに割り切れるはずだ。しかし、そんな気持ちが昂ったところで1つ重要なお知らせが、、、
実は、神宮前あるあるにはなってしまうが、この建物が立つエリアは、住居エリアに該当するため、法規的にはオフィス利用がNGというまさかの制約付き。店舗利用はOKでありながら、500㎡以下の面積に限られる上に、深夜営業もできず、建物的に飲食店は不可という業種の縛りまである。そんなむずがゆい状況ではあるが、ここに好きなインテリアや植物を詰め込んで働く気持ち良さは、約束されているようなもの。それならば、制約という逆境をなんとかして乗り越え、ここで働くという未来を実現してみたくはならないだろうか。
とは言っても、現状、個人的には力及ばずで、打開策は思いついていない。。。もしかすると、あれこれ利用方法を考えるよりも、もはや「勢い」こそが重要なのかもしれない。勇気を持って、いや、もはや無謀と言っても言い過ぎではないかもしれないが、何も臆することなく突き進み、このスペシャルな空間を手に!そんな挑戦者の登場は果たして!?
EDITOR’S EYE
地下に入居するクリニックがドライエリア部分を植物で埋め尽くしているが、その緑の頭が見えることが意外にもこの建物の良い雰囲気にプラスの効果をもたらしてくれている。建物前のシンボルツリーも然り。そうなると、室内も屋上も緑をふんだんに取り入れて利用してみるのが良さそうだ。