駒場オフィス|天高5m吹き抜け 緑美しい借景空間
EDIT
>>LOCATION
場所は東大駒場キャンパス裏手。ここは通称“コスモス通り”と呼ばれ、住居と住居の合間にセンスのいいショップや飲食店も並ぶような人気の通り。最寄り駅からは少々距離があるが、それゆえに騒がしさはなく、周囲の生い茂る緑を眺めながらゆったりと歩くことができる。そんな通りの東大技術研究所に面するポジション。建物正面に外階段が取り付けられた、なかなか面白いこの建物を見つけた。
>>SPACE
3Fでエレベーターを降りて、向かい合う扉の先の2部屋が今回の募集区画。間取りや広さこそ違えども、デザインの作り自体は変わらない。室内に入ってまず目が行くのは、2段に分割されたデザインの窓で、東大研究所の敷地から伸びる木々の葉が目一杯に広がる美しい借景。無垢の温かなフローリングの床に投影された葉木漏れ日は、風が吹く度に揺らぎ、ぼんやり眺めているだけで心が癒されてしまいそう。ここまででも、だいぶプレミアムな空間であるが、広い部屋には天井高およそ5.3mの吹き抜けがすっと伸びる。小気味良く、くり抜かれた窓から差し込む陽の光との相性も良く、底知れない開放感へと繋がっていた。
室内はシャープさのある無機質なデザインでありながらも、豊かな自然を感じられることからナチュラルで温かみのある素敵な空間だった。
>>WORKSTYLE
“リトリート”というリフレッシュ法をご存知だろうか。いつもの生活から一時的に離れ、身体の疲れを癒す休息の旅を意味し、例えば、都会で働く会社員が自然に囲まれながらリラックスして数日過ごすような体験のようなものだ。個人的には室内に入った瞬間に、それに近い感覚を覚えた。渋谷のオフィス街から大して距離は離れてないものの、この空間であれば、気持ちが良い緑を望み、木漏れ日を楽しむといった普段のオフィスでは味わうことができない体験ができてしまう。そんな環境であるから、些細なストレスは軽減されるような気もするし、肩の力を抜いて伸び伸びと働くといったことが実現できるのではないかと思えた。毎日、家とリフレッシュすらできそうなオフィスとの行き来、なかなかイイ感じがしないだろうか?
EDITOR’S EYE
1Fのエントランスには、雰囲気のいいロビースペースがある。小腹が空いたらリフレッシュがてら1Fのパン屋さんでパンを買って、そこで小休憩してみても良さそうだ。