南青山オフィス|居心地の良い2F-3Fメゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
南青山住所の中でも比較的フォーマルな服装の人が増え、少しかっちりした空気が流れる一丁目エリア。そんな一丁目エリアを沿うように走る外苑東通りから一歩それると、住宅街や公園が現れ一気に長閑な雰囲気へと変わる。今回ご紹介する物件はそんな南青山一丁目の住宅街の中、青葉公園すぐの角地で見つけた。
>>SPACE
建物のぱっと見の印象は極々普通の住宅と思えてしまうほど落ち着いた印象。部屋までの動線は階段のみで室内に入るまでは多少の不安があったが、空間へ入るとそんなことは忘れてしまうぐらい、とにかく気持ちの良い空間が出迎えてくれた。
天井や一部の壁はスケルトン仕様で無骨な雰囲気を出しつつも、フローリングや建具は質感の強い木の温かみを感じられて、その2つのバランスがなんとも居心地が良い。加えて、玄関入ってすぐの小部屋とメインの間には3枚の引き戸が緩やかに空間を仕切っていて、品の良いアクセントとして控えめに存在感を放っている。3Fは、清潔感のあるすっきりとしたテイストへと変わり、2Fとの気持ちの切り替えもしやすく、これはこれで特別感を感じることができる場所だった。コンパクトながらも絶妙なバランスが取れたこの2つの空間の居心地の良さに、いつもよりついつい長居してしまったほどだ。
>>WORKSTYLE
この空間の何よりの魅力は居心地の良さと言えるだろう。代々引き継がれてきたこの空間は、いい感じの使用感を出しつつも、細部まで綺麗に使われていて、この空間がこれまで愛着を持って大事にされていたことがわかる。さらには南側いっぱいに設けられた開口部からは存分に陽も入り、窓を開ければ通行人のほのぼのした会話や、優しい風が流れる。
この空間の居心地の良さは、目に見える印象の良さよりも、この場所が今まで経験した愛情や気持ちの良い環境によって作りだされていることがわかる。そんな居心地の良さをさらに増すためにもインテリアは少しカジュアルにしつつ、こだわりのヴィンテージ家具で上質な雰囲気に高めても良いだろう。この空間は愛着を持てば持つほど居心地が増し、その心地良さが余裕にも繋がって、きっと離れることができなくなるぐらい充実した時間を過ごすことができるはずだ。
EDITOR’S EYE
元々住居として使われていたからか、シャワールームもついている。少し疲れた時なんかはシャワーでリフレッシュもしてみると、居心地の良さは危険なレベルまで高まってしまうのでご注意を。