目黒SOHO | 新築高級レジデンス仕様空間
EDIT
>>LOCATION
目黒駅を降り、恵比寿方面へ向けて細めの路地を進む。JR線沿と庭園美術館に挟まれたこのエリアは白金長者丸と言われ、古くからの高級住宅地としてよく知れたエリアだ。道中には思わず目を疑うようなお屋敷や、モダンな豪邸なども建ち並び、その佇まいからはどこか風情すら感じてしまう気品のある通りが続く。そんなエリアを道なりに進むこと7分ほど。首都高にも程近い少し奥まった場所に、静かにこの建物は現れた。
>>SPACE
2018年に新築で建てられた高級レジデンス仕様の建物。それを1棟未入居のまま、今回全面リニューアル工事を行って、新たに募集開始となった。元々は大小十数の区画で構成されていたようだが、それも今回7つの区画に絞り、その分200m2から最大で400m2近い区画までと、1つ1つを大きく贅沢な空間に仕上げている。実はその7つの区画にはそれぞれテーマが決められており、「GALLERY」「SPORT」「HOTEL STYLE」「MUSIC」「FLEXIBLE」「FAMILY」「HOSPITALITY」と、それぞれキャラクターも異なる。例えば「GALLERY」の区画は、アート作品を展示する広めのエントランスやギャラリールームなどが備えられていたり、「MUSIC」の区画は、広めの防音室も備えられていたりと、どれもバラエティーに富んだ印象だ。どの区画も内包される部屋数が多く、1つ1つをここで説明するはまず難しいが、全体的にどのスペースもゆったりと作られていたり、区画によってはガーデンやルーフバルコニーがあったりと、まさに高級レジデンスならではの贅を尽くされた作りだった。
>>WORKSTYLE
基本は住居での利用を目的としているが、SOHO利用も可能。テーマが付けられている事もあって、スペースごとの使い方のイメージがしやすく、例えば先ほどのギャラリーの区画も、アーティストの方が住みながら制作や展示するようなプライベートギャラリーとしてもいいし、防音室のある区画はそのまま音楽や動画制作のスタジオとしたり、SPORTの区画では会員性のプライベートジムのような使い方もありだろう。また、この時代なので、そんな個性的な住み方・働き方を動画配信するスタジオ兼用なんて使い方もイメージし易いかもしれない。生活しつつ、仕事もうまく絡めやすいのがこの物件の最大の面白みであり、使い方次第では、この強気な賃料もうまく浄化できてしまう可能も十分あるだろう。このエリアで、このサイズ感、この仕様のため、もちろん万人受けするような空間とは言えないと思う。しかし、7つのこの個性的な空間に、うまくベストマッチするような入居者が現れれば、他の物件以上にお互いの最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ。
EDITOR’S EYE
高級レジデンス仕様に彩られているため、部屋によってはコテコテなデザインだったり、金額もかなり強気なので、なかなか難しい募集だなというのが正直な最初の印象だ。しかし、テーマ事に振り分けられた部屋と、そのスペースに十人十色の人たちが集まる事で、癖の強い住民が集う、ある意味面白い建物になるんじゃないかと思った。