中目黒オフィス|リノベ済みオフィス
EDIT
>>LOCATION
目黒川沿いに立ち並ぶ店舗や、東横線の高架下活用プロジェクトなど、何かと変化が著しい中目黒エリア。ただ、トレンドを感じるショップ郡はまだまだほんの一角で、1本道を逸れると、こじんまりした個人店の居酒屋や昔からの住宅が混在するエリアが現れ、その下町感が色濃く残っているところも、また中目黒らしい一面だ。山手通りの拡幅もあり、どことなく人でごちゃっとした駅前を246方面に進み、個性的な外観ではあるのだが、不思議なくらい景色に溶け込んだビルの中にこの空間は潜んでいた。
>>SPACE
元々は居酒屋や飲食店の入る雑居ビルだったが、今回共有部含め、室内もオフィス仕様にリニューアルされたこの建物。募集区画は4F/5Fの2区画で、両区画共に躯体剥き出しの天井に白く塗装を施し、照明や空調に水回りの真新しい設備と準備万端だ。床をダーク系で仕上げた4Fと淡い色味のモルタル仕様の5Fで、それぞれ空間の印象は異なるが、どちらも大きく手を加えることをせずとも、インテリアで十分雰囲気を作ることが出来るだろう。
長細い形のフロアは、建物正面外部のファサードのせいもあって、落ち着いた明るさのメインスペース側と、建物裏手の低層の住宅方面から光が差し込む水回りスペースとが中央のエントランスによりうまく分かれており、会議室を設けたり、緩やかにスペースを区切るなども比較的イメージしやすい様に感じた。
>>WORKSTYLE
巾木や剥き出しのキッチンの面材などには若干野暮ったさも感じるが、それでも悪くないどころか、良い感じに今っぽい仕上がり。費用感としてもこの立地で考えると希少にも思え、トータルバランスでの満足度は高めと言えるだろう。今はまだ何もない状態のためどこか無機質で冷たく感じるとしても、現しの躯体からくるざらっとした質感を活かせる様に、ラフめな家具をチョイスしてみても良いだろうし、今後の色付け次第ではガラッと雰囲気も変えることが出来るはずだ。
外観も室内も決して派手で華美な姿ではないけれど、取り立てて大きなマイナスのないバランスの良いこの堅実な空間。大声で叫ぶほどではないかもしれないが、ついつい密やかに耳打ちしておススメしたくなる様な、そんな良さがあった。
EDITOR’S EYE
建物最上階にある7F区画も空室募集中。7Fは一部天井の高い部分にトップライトがあり、また違った抜けがあった。若干条件は変わるが、今なら7Fも検討可能で、こちらはお早めの見学をおススメしたい。