北青山オフィス | 日当たり抜群メゾネットSOHO
EDIT
>>LOCATION
表参道駅から外苑方面へ青山通りを進むこと数分。左手に細い路地を入ると、突き当たりにこの建物が見える。以前まで、都営住宅が立ち並んでいた一帯に面した建物。現在この建物裏手では大規模な再開発が繰り広げられ、数年前には第一期の高層レジデンスや広大な公園へと生まれ変わった。今回ご紹介する空間は、そんな今まさに移り変わっている一帯を、まるで高みの見物をするかのようにひっそりと見つめていた。
>>SPACE
募集は4F部分。間取りとしては1LDKの少しコンパクトな住居仕様ではあるが、その室内に入ると、予想だにしない開放感のある空間にまず驚かされる。どちらの部屋も天井高3.8Mほどと高く、また、窓面も大きくて、光がサンサン。気持ちよくないはずがない。そんな空間にいると、窮屈な世界から解き放たれたような開放感さえ感じられてしまいそうだ。4Fと言っても、各フロアがこの天井高の作りのため、実際にはもっと高い位置と考えてほしい。そのため、窓先から見渡す風景は、数年前にリニューアルされた「ののあおやま」のエリアを一望できる。これだけでも十分お腹いっぱいな物件だが、最後にもう1つ。実はこの空間には隠し部屋が存在する。エントランスの天井に隠された階段を上ると、屋根裏のようなロフトスペースが現れた。人が立てない高さなので、日常使いはなかなか難しい空間だと思うが、例えば大量の荷物置き場と考えたり、または誰にも邪魔されず、ひっそりと籠って作業しするような特殊な場所と割り切って使ってみてもいいんじゃないだろうか。
>>WORKSTYLE
この空間は静かで、日も気持ちよく差し込み、ゆるーく穏やかな時間が流れる。もともと多くの人数は集約できないサイズ感ではあるが、出来ればこの空間では少人数でゆっくりと、数より濃度の濃いクリエイティブな仕事ができる場となってもらえたらと思う。もちろん多少詰めても天井高のおかげで変に窮屈感は感じず、外への抜け感も合わせて気持ちよく働けることは間違いないだろう。シンプルなこの空間の窓先に映る、再開発エリの風景がまた面白い。そんな空間のゆるさと、勢いある風景を兼ね備えたこの空間でのひと時も、またクリエイティブな感覚を刺激するんじゃないだろうか。
EDITOR’S EYE
他の区画も同じようなレジデンス空間だが、使われ方は様々。中には会員制のエステやサロン系などが入り、この区画もそのような利用もOKとのことなので、オフィスだけではなく、サロンなどを兼ねた使い方もアリだと思う。