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【八丁堀】江戸時代この地に開削された堀の長さが約8町(約873m)あったため八丁堀と呼ばれ、その堀名に由来して町名がつけられた。江戸時代には江戸町奉行所の同心・与力の居住区として賑わいを持っていた。
古くからの東京(江戸)の文化を支えてきたこの地に、2003年、築20年の建物が再び息を吹き返していた。
あえてこの地を好む高感度なビジネスワーカーをターゲットとした、約120㎡のSOHO物件がデザインされた。シンプルに大胆に空間を作り上げる。白をペーストした奥行きのある空間の第一印象は、その形状から出会った人に、働き方をイメージさせる。プランを見てもただ細長い空間、という印象しか受けない人も多いと思うが、ここには、2次元では感じられない魅力がある。見た人は、楽しそうにレイアウトや、働き方をイメージする。試行錯誤しながら空間を作り上げている来訪者を、じっと受け止めているこの建物は、建物のほうが、入居するパートナーを選んでいるようにも思える。
バスタブ、シャワーにオープンキッチン。その気になれば際限なく居座れるこの空間を利用するのに一番求められるのは、建物との相性かもしれない。
EDITOR’S EYE
自由に働くための空間?
八丁堀というこの地を好み、約40坪のSOHO物件をあえて借りる方、企業は、既に持っている個性を貫けばいいだけ。
入居してしばらく経ったら、お邪魔したくなるような、そんなオフィスを創り上げてくれる方。空間をパートナーと考えることができる方をこの建物は待っています。