六本木オフィス | ミッドタウン隣接大型SOHO
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>>LOCATION
六本木の中心とも言える東京ミッドタウン。その施設を取り巻く広大な檜町公園には、自然の中にアート作品や21_21などの施設が併設されていて、道ゆく人もかなり国際色豊か。公園に沿って転々と立ち並ぶカフェの何気ないシーンも、このエリアでは一つ一つが絵になる。そんなミッドタウンや檜町公園に隣接する立地。背の高い木々が生い茂る森のような環境に、このレンガ張りの建物がひっそりと佇んでいた。
>>SPACE
30年ほど前に高級レジデンスとして建てられたというこの建物。レンガ調の少しクラシックなデザインと、周辺の木々がいいコントラストを生み出していて、雰囲気がとてもいい。ご紹介するのは、この建物の2F部分にある、4LDKの区画。室内は柔らかな印象を与える明るめのフローリング仕上げの空間で、日中は気持ちのいい陽と、どの窓先にも外の色濃い緑を眺められ、常にゆったりとした時間がその空間には流れている。1つ1つのスペースがゆったりとしているため、住宅物件特有の窮屈さなどは感じないだろう。また、外には広々としたバルコニーも付いていて、そこもまた、生い茂る緑に完全包囲されてしまった森のようなスペース。こんな場所で吸う空気も、不思議と美味しく感じられてしまうんじゃないだろうか。どこか森の別荘地にでもきたような、緑豊かな環境と、居心地のいい空間がそこにはあった。
>>WORKSTYLE
まるで森のような環境でありながら、ものの1分ほどでミッドタウンや六本木界隈へもアクセス可能という距離感。ビジネスシーンではかなりポイント高いんじゃないだろうか。もちろんその立地の良さもあって、賃料は決して優しくない数字だし、室内はレジデンス仕様なので、純粋なオフィス空間に比べると有効面積はだいぶ落ちる。しかし、このような空間だからこそあまり人数を詰め込まず、一人一人のスペースをあえて余裕とるように、メンバーの数より質を重視したゆとりある使い方ができるといい。そうやってのびのびと都心の森の中で働いていると、自然と個々の仕事の性能も上がり、一人一人のパフォーマンスの向上にもつながるだろう。外の緑越しにミッドタウンタワーを見上げたとき、ふと自分がどこにいるかを思いだす。この空間で働いていると、そんな感覚は日常茶飯事で、とにかく場所や時間を忘れて、ずっと仕事に没頭してしまいそうな、なんとも居心地のいいスペースだ。
EDITOR’S EYE
場所よし、空間よし、見た目よし。三拍子そろった、とにかく環境のいい建物。高層ビルが立ち並ぶこの六本木界隈において、この立地で広々とした土地を贅沢に使い、さらに低層の2F建。たとえ、竣工当時が今ほどの土地ブランドがないとしても、やはりとても贅沢な高級レジデンスだったのだろう。