EDIT
外見で判断してはいけないのは、人間も建物も同じ。ともすると見過ごしてしまいそうな建物も実際見るほどにすっかり惚れ込んでしまうものもある。そんな侮れない物件がこちら。
外苑前駅から外苑西通りを千駄ヶ谷方面へ。フラワーショップ、アンティーク家具、ワタリウム美術館など、仕事で歩いているときでさえ思わず立ち寄りたくなるショップが並ぶ、無条件にワクワクする通り。この物件に出会ったのは、そんな外苑西通りの神宮前3丁目交差点近くにあって街を歩く人からの視認性もとれる、魅力的な場所だった。
中に入って驚いたのは、北欧の家すら思わせるフローリングと白い壁。しかも1階だけではなく全フロアである。各フロアそのフローリングも微妙に変化があって、3階は寄木飾り風、4階に至っては程良くくたびれて色落ちしており、フロアごとに空間の変化もつけられる。
フロアを行き来するビルの階段は、1階の入り口と動線もきっちり分かれており、階段も年季の入ったウッドフロアが4階まで続いている。もちろん1棟貸しなので屋上も利用可能。神宮外苑に近いこの場所、もしかしたら8月には大きな花火をスタッフ皆で楽しむことができたりして…
ビル内を行き来するのも、どこか自分の家を歩きまわるようで楽しい。メールでやりとりしがちな社内コミュニケーションも、フロアを行き来することでリアルなコミュニケーションにしていきたい。
EDITOR’S EYE
見れば見るほど、ここで働くことにデメリットがなくなる物件だ。働くこの街もオフィス空間も、自分らしくアンテナを張って、楽しみをたくさん見つけて働こう。