代官山オフィス|コスパ良好&眺望良好
EDIT
>>LOCATION
場所は渋谷と代官山の中間地。並木橋交差点から代官山方面に歩みを進め、線路の上を架ける猿楽橋を渡ってすぐの辺りに立つビル。ストリートカルチャー好きであれば、ここで悔しい経験をしたことがあるのではないか。かくいう私も何度も同じ経験をしているが、変わらず好きなブランド。赤のボックスロゴで有名なsupremeが1Fに入居し、そのビルは八幡通り沿いでほっそりとしながらも堂々と立っていた。
>>SPACE
エントランの扉から建物内へ入ると、エレベーターホールには1Fのsupremeからだろうか?お香がうっすらと香り、気分は上々。募集となる区画は、6Fと7F。6Fは居抜き仕様で床や天井の他、造作の壁やクロークと、かなり手を加えられておりこの空間に合うインテリアを整えるだけでも居心地が良くなる印象。ライティングレールが多く、照明を拘ったり植物を吊り下げたり、さらに遊びを加えることができる空間のように感じた。7Fは対照的にオフィス仕様。カーペット張りで少し退屈に思えるかもしれないが、アールの可愛らしい扉がアクセントとなり悪くないし、これを活かした内装計画を見出せればより良くなるに間違いない。驚くことに2フロアとも北西側の窓から望む景色は渋谷の再開発エリアまで視界が抜けて清々しく、とにかく気持ちがいい空間だった。
>>HOW TO USE
「100年に1度」と言われる渋谷の大再開発は、まだまだ進行中で、今後も新たに高層ビルが建設される予定だ。この建物の竣工された1978年当時、この窓から見る景色は、今よりだいぶ抜けていたに違いない。逆に言えば、ここは渋谷の変わりゆく景色を身近に感じることができる特等席と言っても過言ではないし、それがこの物件の大きな魅力の一つだろう。
7Fはオフィス仕様でもなかなか居心地は悪く無いが、もっと雰囲気良く使いたいと思えば6Fの様に自分たちの好きなテイストに手を加えてもいい。自分たちの居心地良い空間をとことん突き詰めて、この空間と渋谷への愛情を存分に高めていく。そして、もう一つ無視できない大きな魅力としては、その賃料設定の優しさ。気持ち良い眺望と優しい条件、強さを求められがちな渋谷という街で、自分達らしい穏やかな日々を過ごすためにはとても重要な2つの要素なのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
少し営業的になってしまうが、坪単価は16,000円(税抜)と気持ちのいい空間はだいぶポイントが高い。自分たちのテイストに手を加え、居心地の良さを追求すれば、休みの日にも来たくなってしまう、、、かも?