神宮前オフィス・店舗 | 1Fセミスケルトン空間居抜き
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竹下通りを抜けた先のムラサキスポーツの裏手側。裏原系カルチャーの発信地となったこのエリアには今なお個性的なアパレルショップがひしめき、各々の独自性を強みにトップブランドの座を目指してしのぎを削っている。そのメインストリートとも呼べる原宿通りから1本折れた路地の曲がり角に、洒落たレンガタイルの建物を見つけた。
募集区画は1Fの角。前テナントの造作がそのまま残された空間へは、接道から少し階段を降りてのアプローチとなる。ガラス張りで視認性の高いエントランスルームは、企業のカラーを表現するにはもってこいのスペースと言えるだろう。ぜひ来客者をワクワクさせる仕掛けを考えてほしい。目玉焼き色のその部屋には、黄色と白の2つの扉がある。白い扉の先は4名ほどで使えそうなコンパクトなミーティングスペースにつながっていて、木貼りの床と壁がどこかロッジのような雰囲気を醸していた。一方、黄色い扉の向こうにはメインのワークスペースになるであろう40㎡ほどの空間。白いスケルトン天井のフロアに二方向から光が入る健やかなワンルームからは、窓先の目線の高さに緑が望め、通りを行き交う人の気配を程良く感じ取れる。
写真を見ての通り居抜き空間としてはなかなかクオリティが高い。照明や空調も残されており、内装にはほとんど手を加えずにスタートを切れる状況だが、この空間をベースとして考えて、さらなるクオリティを追求してみるのもいいだろう。大きなアドバンテージを武器にスタートダッシュを決め、ライバル企業と一線を画するクールなオフィスに仕上げていただければと思う。
EDITOR’S EYE
建物の向かい側には今年の5月にオープンしたティー&コーヒースタンド「artless craft tea & coffee」があり、ランチタイムやちょっとした息抜きに利用できるのも嬉しい。店員さんのおすすめはオーガニック焙じ茶だそう。ぜひお試しあれ!