南青山オフィス | シンプルなセミスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
人で賑わう骨董通りを進み、駒沢通りとぶつかる交差点を根津美術館方面へ。その通りは、根津美術館の緑や街路樹などが存在を現すことで、印象はだいぶ変わり、BLUE NOTE TOKYO、岡本太郎記念館なども加わり文化的な香りも漂い始める。真新しい商業ビルの間を折れた場所にある今回の建物。少々レトロ感漂う良くあるマンションタイプの外観だが、この度リノベーションをされたこちらの物件は、明るく清潔感のあるお勧めしたい空間だ。
>>SPACE
室内は白一色のワンルーム。エントランスに造作されたコンクリートブロックを重ねたベンチ、抜かれた天井の配管やエアコン、照明器具とその全てが白で統一されたニュートラルな空間。シンプルでスタンダードなリノベーションが施されており異質な物のない空間となる。
このフラットでニュートラルな空間には敢えて装飾を凝らす必要はないかとも感じる。お気に入りの家具を取り揃えて、色味の綺麗なグリーンや季節の花を入口正面に飾るだけで、空間は驚く程居心地の良いものになるだろう。これ以上マイナスの効かないこの空間は、真っ新なキャンバスに筆を落とす様に慎重に、そして大胆に、自らの好きな物や好きな色をセレクトし、オリジナルに彩って頂きたい。
>>WORKSTYLE
白という色が持つ新鮮さや清潔さは、年月の経過を経てもフレッシュな環境を維持してくれるのではないだろうか。このまっ白な空間を我が城として新しいスタートを切る。色づけも自由自在なこの空間、これからはじまるストーリーにはうってつけなのかもしれない。
EDITOR’S EYE
数年前にリノベーションされたばかりのこの空間。物販も相談可能との事であるので、ギャラリー的な利用や、ショップなど、自社の商品に集中して頂くにはこの上ない環境だと感じる。南青山の深部に位置するが、みゆき通りと骨董通りの丁度中間となり、アプローチも悪くない。ニュートラルな気持ちでまずはこの雰囲気を感じて頂きたい。