五反田オフィス | リノベーション空間
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>>LOCATION
今や”五反田バレー”とも言われ、多くの有名ベンチャー企業が集結する五反田エリア。元々渋谷などの人気エリアに比べて家賃が手頃で、交通の便の良さからその人気に火がついたこの一帯。駅周辺には多くの飲食店が並び、目黒川なども流れ、働きやすい環境だというのもどこかうなずける。そんな五反田駅からは数分。池上線の大崎広小路駅からは目と鼻の位置に、この年相応なタイル張りの建物は立っている。
>>SPACE
募集はこのビルの3F部分。暖色系の落ち着いた照明で照らされたエレベーターホールから部屋の扉を開けると、世界がパッと開けたように明るい空間が現れた。道路側に開いた大きな窓面と、そこから燦々と差し込む光。よく人の印象は最初の3秒で決まると言われるが、この空間はまさにその一瞬で人の心を奪うようなインパクトがあった。2019年の12月にリノベーションされたこの空間。白いスケルトン仕様の天井と、コンクリート調タイルの組み合わせで、今時のニュートラルなリノベスタイルながらも、日当たりの良さも重なって、レベルの高い空間へと仕上がっている。天井は2800mm強と高めで、間取りもシンプルなのでレイアウトの柔軟性もあり、交通量の多い大通りに面している割に、室内にはその音がほとんど感じられないのも驚きだ。窓先には池上線の電車が走り去っていく姿がシュールに映り、この空間にいると、なんかほっこりした気分にもなれた。
>>WORKSTYLE
空間はこのままガラッとワンルームで使っていただく感じがいいだろうか。入り口にある陽だまりの窓辺はラウンジやミーティングの場として広々と取り、奥にはデスクを並べてシンプルにコーディネート。多くの植物を配置して、より環境の豊かさを高めるのもいい。どうしても室内に籠りがちな仕事でも、この空間にいればそれほど窮屈感も感じないと思うし、むしろ窓辺が社内のいいコミュニティの場となって、オフィス内の空気もより良く循環するだろう。また、大事なクライアントを招く際にもその窓辺は強い武器となり、入った瞬間に健やかな印象の良さを与えられ、その後の話も、もしかしたらスムーズに進みやすくなるのかもしれない。ここまでぶっ通しでベタ褒めしすぎかもしれないが、それだけこの空間には惚れ込む素地の良さがあり、実際にこの空間を体験いただければ、きっとこの高ぶっている気持ちも共感いただけるはずだ。
EDITOR’S EYE
空間は整っているので、家具を持ち込むだけですぐデザインオフィスが完成してしまう手軽さと、初期費用も抑えられたパフォーマンスの良さは、動きの激しいベンチャー企業にとってはありがたいだろう。入り口がとにかく明るく、なんかいい気が回ってきそうな風通しも良さそうな空間だ。