松濤オフィス | デザイナーズ戸建て
EDIT
>>LOCATION
渋谷駅から文化村通りを数分進むと、多くの人で賑わう駅周辺とはまた異なった雰囲気のエリア、通称”奥渋”に差し掛かる。人気の飲食店や個性的なお店が軒を連ね、歩くだけでも様々な魅力が感じられる表通り。そこから1本入った裏側で、周囲とは明らかに異なる雰囲気を纏うこの建物を見つけた。
>>SPACE
鉄製の門、コンクリートむき出し外観から室内まで、一貫してスタイリッシュな空間が広がっている。メインとなるワークスペースは2階部分のリビングダイニング。5mの天井高に圧倒される空間ではあるが、島型に机を並べると5、6人くらいがちょうどいいくらいのサイズ感。頭上の鉄製のキャットウォークとコンクリートの壁面は、室内の空気感をどことなくスパルタンにも演出し、とことん集中して働くことを後押しするかのようだ。そう思えば働き詰めるにはもってこいの環境とも思えてきた。一方で、空が眺められる両サイドの高窓とその先のテラスは、室内に開放感を与えると同時に、建物の内と外で一体感を持ち、いつでも外の空気を感じることができる。天気のいい日にはテラスで休憩し、時には窓を全開にして室内に風を通せば良い気分転換ができそうだ。1階の居室は来客時や会議の際に重宝し、水周りも本格的なシステムキッチン・バスルームも備えている為、泊まり込みで作業をすることが多い職種にも対応できるのも嬉しい点だ。デザインだけでなく機能面も充実している空間と言えるだろう。
>>WORKSTYLE
一説によると、天井高の高いオフィスの方が、クリエイティブな思考が生まれやすい傾向があるという。静かな周辺環境、雑音のない室内に、ふと窓を見上げれば気軽に気分転換もできるこの物件は、まさにクリエイティブな職種に適しているのではないだろうか。
たまには時計を撤去して、代わりに窓から見える空の色の移り変わり見ながら、仕事に没頭してみても面白いだろう。いつも違う感覚の時の流れの中で創意工夫を凝らせば、視点も変わり、今までは見えなかった新しいアイディアも浮かんできそうだ。是非ともこの空間が持つ独特な時間軸を楽しみながら、とことん働いていただきたい。
EDITOR’S EYE
周囲には美術館やイベントスペースもあり、アート作品が集まるエリア。このエリアで働けば、いつでも名だたるアーティストやクリエイターの作品に触れることができる為、常に刺激を受けながらクリエイティブな発想が生まれてきそうだ。