EDIT
日本橋といえば金融・証券会社が本社を構える、いわば日本経済を牛耳ると言っても過言ではない場所。このビルも、低層階は同様の業種の入居が決まっている。
この界隈は道がほぼ碁盤の目状に分かれており、とても分かりやすいのも特徴。東京駅が近く、地下鉄の乗り入れも5線あり、文字通り”ビジネスの中心街”といったところだ。
2月に竣工したばかりのこの物件。2,800㎜の天井高とカーテンウォールの窓面は広い室内をより一層広く見せてくれる。南側の窓から見渡す景色は、眼下にとめどなく車が行き来する首都高速が見えたり、ビルを合間を縫って見える副都心の高層ビルが覗く。
仕事の合間にその景色を眺めると、モチベーションがぐっと上がる気がする。街の忙しさの上にいるという優越感がそうさせるのだろうか。
分割貸も想定されてつくられた室内は入口が左右対称に2つづつ用意され、空調も細かく入切することができる。内装面ではきっと不自由なく空間づくりができる分、あとは「どのように働くか」というスタッフの意識を大切にしたい。それには空間にちょっとした工夫が必要かもしれないし、社内ルールが必要かもしれない。これを機に働き方をちょっと立ち止まって考えてみたい。
EDITOR’S EYE
新築物件で働く心地良さは独特のもの。
綺麗なのはもちろんだが、設備面でも機能的だったり省エネが考慮されていたりと働くことに集中する環境が整えられている。こんな物件に目が留まる時は、思いっきり働きたいときなのかもしれない。そうやって自分のモチベーションを意識しながら物件を選びたい。