恵比寿オフィス・SOHO | 眺望良好なメゾネット空間
EDIT
恵比寿駅東口より白金方面へ進むと、西口の繁華街のイメージとは少々違う、「住」の恵比寿が現れてくる。今回の建物は恵比寿駅東口から徒歩6分。周囲の真新しいオフィスビルと住宅が入り交じる落ち着いた環境を、上空から見下ろす様な物件の募集が開始された。
地上11階建ての分譲マンションの最上階部分。空間は1LDK、二層のメゾネット空間となる。下のフロアはLDKと水廻り、スケルトンの階段を登った上階フロアはつながりを残したままの開放的な空間となる。何よりも特筆すべきはその上階フロアからの眺望だろう。北側に大きく取られた開口部は左右に手を広げる様に外の光を集めてくれる。夜には近隣ビルの照明などで薄明かりの雰囲気もまた素敵だろうかと感じさせる。
このロケーションを活かして雰囲気の良いオフィスを、といきたい所だが、その間取りもあり、レイアウトには頭を悩ませるかもしれない。個別の空間がなく全てにつながりを残したフロアレイアウトは、デメリットと感じてしまう企業も少なくはないだろう。極力出入りの少ない企業のオフィス、サテライトオフィスなどでの使い方がイメージしやすいかもしれない。ベースが住居としての空間であるので、住居併用の事務所を検討されている方にはちょうど良いサイズ感と立地となるはずだ。
このサイズ感であるので、少数のベンチャー企業の1歩目にはちょうど良いかもしれない。恵比寿を高みから見下ろし、その窓から羽ばたいて行く事を想像しながら、働く事と住む事の同一空間で寝食を忘れるぐらいの集中した数年を過ごすのも良いだろう。アクセスも良いこの立地から飛び立つ。後は風を掴むだけだ。
EDITOR’S EYE
居住環境としても、オフィス環境としても問題なく、ランチにも困らない。人気の恵比寿エリアでのこのロケーションもまた、十二分に貴重なものだと思われる。