EDIT
広尾橋の交差点から、商店街を突き進む。低層の商店街は大きく空を広げながら、ゆったりとした時間を感じさせてくれる独特の雰囲気がある。香林禅院に突き当たり、道なりに少し進んだところにあるこの物件は、昨年誕生した建物。現状は飲食店を対象として建てられているため内装は何もない。でも、手をつけていないそんな荒削りな仕上げからも、この建物のポテンシャルを感じることは出来る。天高4m(2F以上)、開口部は天井まできっちりととられ、正面の香林禅院を超えて広尾の空を望む。
完全スケルトンだから、まだここには何もない、でもここから作り上げる楽しみはどこの物件よりもあるだろう。広尾を少しかわしたこのエリアらしい働き方をみつけてみるのも悪くない。贅沢すぎる空間に、自分たちの働き方にあった空間を創造する。床、壁、天井と、ひとつひとつ組み立てていく楽しさがここにはあります。
EDITOR’S EYE
働く場所をつくる楽しみ。
何もない空っぽのハコに、想像力を最大限に活かす。特徴的な天井高を利用すれば空間は無限に広がる。一段高い床をつくれば、オフィス内でも自分のいる場所によって視界が変わる。ソウゾウは無限大である。かかわる人すべてのアイデアを詰め込めば、どこにもない愛着のあるオフィスになること間違いなし。そんなこだわりのオフィスで働いたら、きっとオフィスで仕事をすることが楽しくなりそうだ。