代官山オフィス・スタジオ|光溢れる吹抜け天高6m
EDIT
>>LOCATION
代官山旧山手通り。ロードサイドにも緑が散りばめられ、低層の建物で構成されるこの街並にはおしゃれな建物も多く、空も広く仰げる。この建物は駅からのアプローチを約9分と少し歩くが、その距離感さえもプラスに転じさせられる気持ちよいストリートだ。存在感ある外観、でもそんな街並に馴染むこの建物は、この地にあるべくしてある印象を受けた。
>>SPACE
3Fとなる募集区画。正直、この立地を考えるだけでも希少価値はあると思うが、一歩室内へ足を踏み入れると、この空間の魅力に虜になってしまった。
空間は、躯体に白く塗装を施し、床をコンクリートむき出しとしたスケルトンに近い状態。正面には大きな6m近くある吹き抜けを構え、全面のガラスブロックから惜しみなく光を注ぎ込んでいる。そして、もう一方の開口部は建物の中庭に面し、覗き込めば、プライベート性の高い整備された可愛らしい庭があった。西郷山公園も程近く、穏やかでありつつ、光と緑に囲まれたようなポジションと言っても言い過ぎではないだろう。
>>WORKSTYLE
床は防塵塗装等、最小限の処理は必要かもしれないが、空間としては、大きく手を加えずにこのままの方が色気を感じるだろう。空間に余分なものがあまりなく、静かさと差し込む光の柔らかさから、どこか神聖な感じすら纏うこの空間。吹き抜け部分は、贅沢すぎる空間を存分に味わうべく、ゆったりとしたリビングのような使い方と相性が良さそう。そして、あまり天井は高くないが、ストンとした奥行きを感じる空間の2/3ほどのスペースは、敢えてオフィスらしくズラッと机を並べてみるのも悪くない。個人的な希望としては、この奥行きある整った空間に遮るものを作らず、机のレイアウトも空間の形に従って、建物の吹き抜け部分からと裏側の開口部をつなげるように並べてみて欲しい。インテリアはもちろん、レイアウトも美しく整えて、この空間の良さを際立たせてみることもお勧めしたい。
前回募集時も、募集開始後すぐに複数の候補者が重なった物件であるだけに、難関を勝ち抜けて入居した暁には、ふとした瞬間、机から大きな吹き抜けを仰ぎ、この空間の良さを噛み締める日々を過ごす事ができるだろう。
EDITOR’S EYE
この空間で働く事をイメージしてみる。インテリア、スタッフ、そして働き方。どれも全くといっていい程、悪いイメージに結びつかない。正直、代官山はオフィスとしては人気の高いエリアではないが、この物件こそ代官山にふさわしいオフィスと言えるのではないだろうか。さらに、この立地で、坪単価15,000円(税別)、、善は急げだ。