EDIT
渋谷区の高級住宅街と呼ばれるのがこのエリア。
多くの路線が乗り入れるターミナル駅からそう遠くないはずなのに、緑豊かでしっとりとした雰囲気に包まれている。その訳は、代々木公園が徒歩圏内という立地感が醸し出すもの。あまり目立たない場所だが、オフィスを構えるとなると興味が湧いてくる。
公園の広い敷地内では、定期的にフリーマーケットのイベントや、よさこい祭り等のフェスティバルが開催される。公園というよりカルチャーの発信地である。都内屈指のこの公園を、自分の働く場所の拠点とするもの悪くない。
リフレッシュに使うも良し、たまにはお客様との打ち合わせに公園を使ってみたりして。働く街そのものをオフィスにしている、なんてお客様に言ってみようか。商談が弾んだらおもしろい。
窓面に吹き抜けを擁するこの部屋は、エレベーターを降りると前面がガラス張りになっており、明るさと開放感を与えてくれる。これがこの空間の一番の特徴である。
たっぷりの光が入る、住空間では大切にされるその当たり前の価値観をオフィス探しでは忘れてしまいがちだ。でも、一日の生活時間の大半を費やす場所だ。
働く環境そのものにこだわってみるのも悪くないのではないか。この建物は立地とともにその空間も、働くことついて考えさせてくれるような存在だ。
EDITOR’S EYE
吹き抜けで繋がったこの空間は、上下階ともににエレベーターが止まるので完全に分けて使うことができる。オフィスとミーティングスペースでもよし、両方オフィスとして使うにも空間演出を上下階で変えてモチベーションの切り替えを図ったり。
さらに代々木公園に近いのがこのオフィスの最大の特徴。是非自分のワークスタイルにうまく取り入れたいところだ。きっと、働き方に目を向ければシゴトが変わるに違いない。