EDIT
この建物のある赤坂7丁目は、六本木ミッドタウンのお膝もと、独特の上品な雰囲気がそのまま取り込める場所。落ち着いた環境なので、歩くスピードもいつもよりゆっくりになりそうだ。なによりも、都心にもかかわらず、空が広く感じる。
じっくり仕事に向き合うにはもってこいの環境だ。
部屋は15畳と12.5畳のリビングダイニングのメゾネットタイプ。つまり、空間を分けるのは写真のらせん階段のみ。この空間のコンパクト感が、自分だけのスタジオを持ったような優越感を持たせてくれる。どんな作業でも楽しくできてしまいそうな不思議な空間。
メゾネット下階の15畳の部屋は、玄関を入って上階へとつながるらせん階段まで抜けて見渡せる空間。中途半端な仕切りやデコボコがないところが、潔くて心地良い。
大きな一枚板のテーブルを用意して、気持ちのおもむくままにどんどん仕事を広げてしまおう。一面に広がったその仕事たちは、その自由な感覚とあいまって、新しいアイデアをひらめかせてくれるかもしれない。
もちろん、何でもできてしまう万能のスタジオだ。好きな音楽を部屋いっぱいに満たして、とびきり仕事が楽しくなる空間にしよう。そのスタジオの価値は、仕事の価値にきっとつながるに違いない。
EDITOR’S EYE
ちょっと贅沢かもしれないが、こんな空間は、誰かと共有するというより、黙々を自分の時間と向き合えるスタジオとして持ってみるのはどうだろうか。仕事と向き合うスタンスが再確認できるだろう。