EDIT
大企業の入居する大型ビルを横目に田町駅から歩くこと約8分。大通りは絵に描いたようなオフィス街。ビルやコンビニ、ランチに向かうビジネスマンで溢れる。ただ、一本裏に入ると背の低い商店や住宅が並び、昔懐かしい風景が広がっている。この街のそんなギャップには、ひたすら忙しく働くスタイルを変え、マイペースに仕事を楽しめるような予感すら感じられる。それとともに古い街並みの一画に建ち上がる、この新築の物件のインパクトも大きい。
「開放的なオフィス」をコンセプトに設計されたビル。それを象徴するのが、スライドドアを全開にした際のバルコニーとの一体感から生まれる開放感だ。まるで窓がないかのような錯覚。オフィスビルに遮られることなく景色や太陽や風を感じることができるこの空間は、文句なしに居心地の良いオフィスになる。シンメトリーを思わせるようなダクトレールの照明も印象的。室内を見渡せば細部にわたるこだわりが見え、空間そのものを楽しめる要素も揃っている。
1階は近隣のOLをターゲットにしたカフェ。経営をしているのはこのビルのオーナーさん。オフィスのテイストと店内の雰囲気もどこか似ていて、落ち着ける居場所になりそうだ。そう、オフィス内に打ち合わせスペースを用意しなくても、お客様との打ち合わせには1階のカフェが利用できる。多面的に楽しむことのできるビルだ。
EDITOR’S EYE
コンセプトの開放感にのせて、気分も開放的に。
思わずタイトルの歌を口ずさんでしまいたくなるような、ゆとりのある働き方をしてみよう。