参宮橋オフィス | 日当たり良好なSOHO空間
EDIT
>>LOCATION
参宮橋駅から駅前通りを道なりに進み、緩やかにカーブする坂を登ることほんの4分ほど。大きめの邸宅やマンションなどが立ち並ぶ閑静なエリアに、少し変わった建物が見えてくる。日本がバブルに沸いた頃に作られた建物のためか、今ではなかなか作られないような個性的な造形をしていて、そのカラーも、ピンクと白のストライプ調といった特徴的な色使い。とは言え、変なダサさはなく、むしろその絶妙なその外し方が面白みに繋がっているように感じた。
>>SPACE
まるでステージに上がるような建物正面にある階段。それを上った2Fの扉を開けると、その空間が現れた。2F-3Fのメゾネットタイプの作りで、下はLDK、上階は3部屋と水回りというスッキリした3LDKの作り。シンプルなマンション仕様で、住居ならではの温かみを感じる空間だ。隣の建物とも程よく距離が離れているので、光を遮られることもなく、天気のいい日には眩しいほど光が入ってくる。また、2F・3F共に窓先にはバルコニーが付いていて、ちょっとした気分晴らしなどにもこのスペースは使えそうだ。キッチンスペースは個室としてかなりゆとりとしたスペースを取っているので、ただ調理をする場所という考えではなく、カフェのようにみんなが自然と集まり、会話を楽しむ場などにもなりそうだ。
>>WORKSTYLE
正直、室内は至ってノーマルな住居仕様。ただ、そこがいいのかもしれない。変にデザインされているわけでもなく、程よく力が抜けていて、ただ気持ちよく住む為に作り込まれた空間。この空間では、働くイメージをよりソフトに捉えていただきたい。例えば住宅のようにリビングにはくつろぐソファーやロッキングチェアーなどを置き、キッチンエリアはちょっとしたカフェテリアなどに使う。また、個室もそれぞれ空間のテーマを変えて好きなようにインテリアで彩っても良い。基本的には明確な席は決めず、皆が気分気ままに好きな場所を選んで働くようなスタイル。そんな住居らしさと働き方を絡ませることで、自然とこれまでには無かったスタッフ間のコミュニケーションも生まれ、結果として会社の結束力もより高まるなんて事も起こるのかもしれない。あえて気張ったオフィス空間ではなく、少し力の抜けたこの空間で、代わりに居心地の良さを感じてマイペースに仕事に励んでみてはどうだろう。
EDITOR’S EYE
参宮橋と聞くとこれまであまりピンと来なかったが、新宿や渋谷、表参道へのアクセスも比較的容易で、徒歩圏内に代々木公園などの自然もあるなど、住むとしてはもちろん、働くにも以外と悪くない環境だと感じた。実際に住みながらSOHOとしての働き方もいいし、オフィスのみでの利用も可能。もちろん水回りなどもしっかり使えるので、繁忙期など徹夜の多い時は小部屋で仮眠を取り、お風呂を浴びで次の日もスッキリとした気持ちで働くことも可能だ。