代々木上原SOHO|120坪超 屋上 庭 駐車場付贅沢戸建
EDIT
LOCATION
代々木上原駅を越えたところにある東北沢エリア。都内の人気エリアである代々木上原と下北沢の間と、少々不憫にも思えるポジショニングだが、数年前に小田急線が地下へと潜ったことにより、徐々に盛り上がりを見せている。下北沢駅から東北沢駅までの間の線路跡地を再開発したReroadが誕生したことで、ポツポツと雰囲気の良いお店が登場。さらには駅前の通りの拡幅工事も進められており、ゆくゆくは中野〜大井町まで繋ぐ大通りになることで、さらにこのあたりの認知度も増していくという期待値の高さも感じられるだろう。
そんな東北沢エリアの三角橋交差点近く。カフェ併設のBaluko Laundry脇の路地を入ったところに、パッと見はシンプルな戸建物件を見つけた。
SPACE
募集の戸建は、2F建の1棟。目の前が少々細めの路地のため、スケール感がわかりにくかったが、実は2Fフロア合計で、127坪+庭付きというかなりの豪邸。そんな室内に入って驚いたのが、その圧倒的なスケール感だった。1Fはほぼ丸ごとLDKで、ちょっとしたホールかと思ってしまうほど広々としていて、窓も多く開放的な空間になっている。住宅としては珍しく天井高が3mもあり、ドアなどももれなく大きい。内装が特別変わっているという仕様ではないこともあり、一般的な住宅のサイズ感のイメージから目の錯覚を感じて、自分が縮んでしまった様にも思えてしまうほどだった。2Fはというと、4部屋の個室に分かれているパーソナルなスペースで、働く際には個室としても利用しやすいだろう。さらにそれで終わりではないのが、豪邸というもの。2Fのバルコニーから屋上へ出ると、やっぱりありました、ウッドデッキのルーフバルコニー。建物裏側が低層住宅地のため、抜けた空とその先にある旧徳川圀順公爵邸のモリモリとした緑を眺められる眺望まで備わっている、なんとも贅沢な空間だった。
WORKSTYLE
一戸建ての住宅で、合計面積が120坪超、天井高も3mで、庭も屋上ルーフテラスもあり、駐車場まで備わっている。本当にそんな物件あるの!?と思えてしまう様な内容だが、あったんです。それも代々木上原にも近い人気エリアに。しかし、ある種奇跡の様な物件ではあるものの、しっかりとした制限もついてまわる。この建物があるのは住居エリアということもあって、事務所としての専用利用が不可というエリアになっているのだ。さらには、大幅な内装変更は貸主希望でNG。それならば、現状を活かしつつ、インテリアで使い勝手や居心地の良さを高め、理想の自宅もしくはセカンドハウスとして利用してみてはいかがだろうか。1Fの広々LDKは、ソファやラグ、そして好きなアートを詰め込んで、リラックスした時間を過ごせるラウンジの様なスペースに。広すぎるが故に、昼間は仕事仲間を招き入れ、ホームパーティならぬホームワーク。仕事終わりや休みの日にも集まって、屋上や1Fのラウンジでお酒も嗜みつつ、家族の様な垣根のないコミュニケーションも可能になるだろう。
オフィス街にはない、穏やかな雰囲気の住宅街で、理想を追求しつつこの空間とエリアを楽しむ。きっとここを訪れた人々は、口を揃えてこう言うだろう。上原を抜けると、そこは桃源郷だった。
EDITOR’S EYE
本文中ではなかなか触れられなかったが、この建物内でかなり特徴的なのが、階段スペース。真っ白な階段、真っ白な手すりで、幅が一般的な住宅の倍ぐらいもあるのだ。なんだか新郎新婦が降りてきてもおかしくない、そんな純白な階段も楽しんでみて頂きたい。