広尾SOHO|陽当たり良好ルーフバルコニー付戸建
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LOCATION
場所は広尾2丁目。どの駅からも少々距離はあるが、それが功を奏し、穏やかな住宅エリアとなっている。しかし、近くには青山方面や恵比寿方面へアクセスできる駒沢通りが走っているため、意外にもアクセス面の不便さはそこまで感じられないだろう。今回の物件は、そんな駒沢通りのすぐ裏手、山種美術館前の交差点から一本入ったところに、ゆったりと構えていた。
SPACE
東南の角地に立ち、1F部分に2台分の駐車場を確保した、高級住宅街である広尾らしい戸建物件。3LDKのレジデンスタイプの室内は、1Fに個室を二つ、2FはLDKとウッドデッキ、3Fは小ぶりな個室とルーフバルコニーという構成。しっかり住宅としての造りということもあり、フローリングの温もりある質感や、大きめの窓がありながらも、開すぎていないLDKなど、守られている様な安心感と居心地の良さを感じられた。さらに、この建物があるのは、低層の住宅エリアということもあって、周りに立っている建物もこの建物への温かい陽当たりを遮るものはない。2Fにあるウッドデッキや3Fのルーフバルコニーには、午前中から午後までしっかり陽が差しこんでいて、陽だまりの様にウトウトしたくなる心地良さに満ちていた。
穏やかな高級住宅エリアにある戸建物件ということもあるが、つい気を抜くとリラックスしすぎてしまう、そんな空気感を纏った空間だった。
WORKSTYLE
穏やかな住環境に、居心地の良い室内。あまりにもポカポカとして気持ち良いバルコニーなど、この空間でどうやって仕事に集中するんだ!という気持ちになるかもしれない。それに加えて、この物件、実はエリア的に完全なオフィス利用はNGで、住居兼オフィスとしての利用が必須。それならば、代表者の自宅兼作業場だったり、スタッフの住居を兼ねた少数精鋭のオフィスなどで利用するのが良いだろう。幸か不幸か1F部分はそれほど陽当たりがあるというわけでもなく、窓も小さめ。それが逆に少々籠った感じで集中力を高めてくれそうなので、気合を入れて作業に打ち込む時には1Fへ。コーヒー片手にゆるく作業をしたり、ちょっとリフレッシュする際には2FのLDKやウッドデッキ、またまた3Fのルーフバルコニーなどを利用するのが良い。気合を入れて仕事に取り組むために、この建物の陽だまりで光を浴びて養分を蓄え、また1Fで仕事に集中する。ある種光合成をしながら働いている様な環境で、しっかりと根を伸ばしていくことができるかもしれない。そんな風にこの地に根付き、大きく育って、たくさんの花を咲かせられたら素敵だと思った。
EDITOR’S EYE
駐車場も2台分と広めに確保されているため、自転車利用なども複数台可能だろう。駅からの距離がある分、自転車通勤も推奨して、ちょっとした運動で健康的になれるかもしれない。