広尾オフィス | 最上階メゾネット大型SOHO
EDIT
>>LOCATION
駒沢通りとの明治通りがぶつかる渋谷橋交差点を背にして、広尾方向へ進む。この交差点を越えると、街路樹として桜の木が密度を増して並び、春先ともなればピンク色の道へと変貌する。そんな時期に、この通りを自転車で駆け抜けるのがとても気持ちが良くて好きだ。その道沿いにポツポツと並ぶカフェをチラチラ見ながら進むこと数分ほど。臨川小学校の手前に、ひょろっと背の高いこの建物が立っていた。
>>SPACE
白く、それこそ桜の時期には映えそうなこの建物。実はマンションタイプのビルで、ご紹介はこの最上階にある9Fと10Fのメゾネット空間となる。このワードだけでも入る前から期待値は高まるものの、実際にその空間へ踏み入れると、期待以上に驚いたことがあった。それはどの空間にいても、とにかく窓先の眺望がいいこと。明治通り側の窓はある程度想像していたものの、予想以上に裏の小学校側の眺めが良く、遠くにそびえる六本木ヒルズや東京タワーまで気持ちよく眺められ、抜け感がなんとも抜群だ。さらに10Fから外階段を上った先にはルーフトップも現れ、そこからのviewも言うまでもない。もちろん室内空間も面白く、9Fには特徴的なガラスで囲われた空間やホールスペースと寝室や水回りなどの生活拠点が整っており、螺旋階段で上がった10Fには、広々としたLDKが大胆に広がっている。魅力的な立地、空間、そしてそこからの眺望が揃った格別な物件だった。
>>WORKSTYLE
空間自体はレジデンス仕様だが、ワークスペースとしてもイメージはしやすい。10FのLDKはメインの作業スペースとしてデスクの“島”をいくつか設置し、来訪者などは9Fのガラスで囲われた部屋でもてなす。ルーフトップはテラス用のセットを置いて、日差しの強い日は、キャンプ用のタープなんて張って、ゴロゴロ作業も面白いのかもしれない。なにより、やはりこの眺望の魅力は強く、ちょっと仕事で追い詰められている時でも、外を眺めていると、すーっと気持ちを和らげてくれそうだ。SOHO利用が原則となるので、純粋なオフィス利用とは異なり、使用制限等が加わる可能性があるなど、なかなか一筋縄ではいかない面はある。しかし、そんな物件とうまく歯車が合えば、ここにしかない面白い働く時間が過ごせるはずだ。
EDITOR’S EYE
正直、駅からのアクセスもいいわけではなく、周辺も飲食店などが立ち並ぶようなオフィスエリアでもない。どうしても室内にいる時間が多くなりそうな物件なので、例えばこのキッチンなどをうまく使って、いつもオフィス内には暖かいご飯があるような。そんなアットホームで温かみある使い方がこの物件には合っているのかもしれない。