表参道オフィス|HERMES裏コスパ抜群空間
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LOCATION
日本を代表するストリートの一つとして人気を誇る表参道。日々国内外からの観光客が行き交い、賑わいは絶えず、煌びやかな印象のハイブランドのショップが通りのステータス感を底上げしている。そんなキラキラとした場所でありながら、通り沿いに続いていくケヤキ並木があることで、春夏秋冬の四季の移ろいを感じられ、街の表情もより一層豊かに彩っている。そんな表参道の一本裏通り。HERMESと背中合わせにあるようなこの建物を見つけた。
SPACE
表参道沿いの華やかな雰囲気からは大人しく感じてしまうほど、シンプルな白い外観の戸建物件。今回の募集は、道路から上がった2Fと同じ高さにある区画。150㎡ほどのワンフロアを専有する3LDKのレジデンスタイプの空間だ。正直なところ、築40年を超える住宅がベースということもあって、立地優先、改装前提という気持ちが強く、室内にはそれほど期待をしていなかったのも事実。しかし、訪れた時間にも恵まれたのもあると思うが、道路側の窓からリビングにまっすぐ差し込む陽射しによって、室内は想像以上の明るさと爽やかさ。さらに、奥側にある3つの個室もそれぞれゆとりのある面積を確保していたり、住宅ならではの温もりもあったりと、随所に居心地の良さも感じられて◎。建物周りにも少し余裕を持たせているため、テラスとして使えるだけでなく、窓先に緑を感じる部屋もある。期待値を悠に超えてきたそのギャップもあるかもしれないが、その立地的優位性も考慮すれば、掘り出し物認定は十分妥当と感じさせられるスペシャルな物件だった。
HOW TO USE
お気付きの方もいるかもしれないが、この物件、実は更にインパクト大のとっておきのパンチを隠し持っている。表参道のHERMESやJIL SANDERのすぐ裏という立地でありながら、坪単価は、な、なんと16,487円(税別)!。加えて、駐車場の利用も相談可能なのだ。そんな通販番組のような耳を疑う魅力的な条件に、おいそれと撮影に訪れてみたら、現状の室内も想像を超えてしっかり居心地が良い。かなり油断していた自分は、完全にクリーンヒットを喰らってしまったという具合だ。
気をしっかり持ち、この物件の利用を考えてみるなら、大きく2パターン。コストをかけず、現状のレジデンス仕様の空間をうまく活かし、家具や植物で居心地をさらに高めて利用するパターンと、実は内装の変更も相談できるため、ガラッと印象を変えて利用するパターン。どちらも捨て難いが、一部個室を解体して、広めのスペースを増やしてみたり、天井を抜いてより解放感を高めてみるだけでも、また違った空間の魅力も見えくるだろう。
立地重視、コスパ重視、空間重視、いやいや、もう全部欲しい!という欲張りな方まで、この物件の繰り出すパンチにまとめてみんなKOされてしまえばいい。こんなパンチならいくらでも喰らいたい。そんな妄想すらしてしまう夢のある物件だった。
EDITOR’S EYE
入口までの階段は実は左右に1箇所ずつ。メインの階段は上のフロアに住むオーナーと共用になるが、もう一方の階段は勝手口のようなイメージでひっそりとした印象。店舗などで専用の動線を設けたいなら、敢えてひっそりした方を整えてみるのも面白いかも。