赤坂オフィス|新築 緑を望む天井高3.5M空間
EDIT
>>LOCATION
赤坂駅から徒歩1分。この街といえばTBSや赤坂BLITZなどエンタメ性が高く、更には名だたる企業のオフィスもありながらも、繁華街としての一面も色濃く持ち合わせるカオスな印象がある。そんなエリアを横目に、地上7番出口から赤坂通りへ進むこと僅か1分。気の利いたカフェや古株ビルが建ち並ぶ場所に、目新しさのあるシックな新米ビルが現れた。
>>SPACE
今回、初めましての募集となる2-9Fの区画。1フロア毎の募集と聞いて、正直各フロア似たり寄ったりなのかな?と思っていたが、実際にはそれぞれのフロアの色んな表情が待っていた。
どのフロアも、南側と北側に分かれる大きな窓が広がりを生み出し、街に近い低層階では緑がモリモリと生い茂る。春には北側の桜が綺麗に咲くらしい。空に近づく上層階は、上がるにつれ、赤坂の街並みが開けて気持ちの良い空間に。フロアとして特徴が薄くなってしまいがちな、中層階にも窓先に植栽が植えられ、がっかりさせない建物構成になっていた。
それぞれの空間の仕様としては、床はスタンダードなカーペット仕様だが、天井はスケルトン仕上げで天井高約3.5Mと高身長。新築という清潔感を身に纏い、窓先の景色や植物を味方につけ、なかなか印象良い好青年という感じだろう。
9Fは、お手本のようにパーテーションが組まれていて、あとは入居者の希望を踏まえて壁面を仕上げるだけという状況。今回募集の最上階というフロアのポジションだけではなく、仕様のセレクトも相談可能な9Fは、なかなか欲張りな区画となっていた。
全体的にカジュアルすぎず、でも硬すぎずの絶妙のラインをいく良物件だった。
>>HOW TO USE
この建物は、全ての空間がエレベーターからダイレクトに入室できる作り。せっかくであれば、セキュリティラインの確保を理由にクローズされたエントランス区画をわざわざ作るのではなく、ダイレクトインの特性を活かして、入室時にインパクトのある空間にカスタムしてみてはどうだろうか。
左右の窓先からバリエーション豊富な景色があることを有効活用し、ミーティングルームをガラスパーテーションで組んで抜け感を残す。ゆったりとした天井高は、規則正しくペンダントライトを垂らしてみるだけでも格好良くなりそうだ。目線が気になるようであれば、外の緑に併せて、室内に植物を置くことで緩やかに空間を仕切ってみてもいいだろう。
今回2-9Fの同時募集となる為、複数階をセレクトして陣取るも良し、単体でカスタムするも良し。元々の素材とロケーションが良いからか、そういったレイアウトや使い方のイメージが膨らむワクワクさせられる空間だった。
EDITOR’S EYE
どの眺望も素敵だったが、9Fからはお気持ち程度の東京タワーの頭がチラリと出ているのを見つけた。
赤坂のアフター5も、お昼頃とはまた違った賑わいが見えそうなので、仕事終わりも楽しめそうで羨ましいと思った。