都立大オフィス・スタジオ | 1F倉庫空間駐車場付き

>>LOCATION
場所は東横線沿いの都立大学駅。自由が丘・学芸大学という人気のエリアに挟まれ、そのおしゃれエリアの延長線上の恩恵を受けつつも、生活のしやすさも兼ね備えたような、“ちょうどいい街”という印象。渋谷からは電車で10分ほどと、それほどかけ離れたような距離感ではないものの、あまり“働く”のイメージはないエリアかもしれない。どちらかと言えば“住”のイメージが中心のエリアだが、そんなあえて外したエリアに目を向けてみると、実はこんな面白い物件が眠っていた。

>>SPACE
駅からわずか1分の、ホーム沿いに立つ大型マンション。募集はその1F部分で、元々は倉庫区画のため、入り口の無骨なシャッターがまたいい表情をしていた。
室内は60坪弱のガランとした空間。床・壁はコンクリート、天井はオフィス風の天井ボードで仕上げられているが、エアコンや水回りなどもない、ほぼスケルトンの状態。天井高は今でも3Mほどと高めだが、実はその天井の懐には、さらに1.4Mほどのスペースが隠し保たれている。このボードを剥がし、スケルトン天井へと変貌させた姿を想像してみてほしい。4M超えの倉庫空間と、このワイルドに開け放ったシャッターの感じ。そこから光も風も入り、たまに走り抜ける電車の音がまたいいサウンドとなる。そんな空間に、思わず男心を痺れさせられた。
外には3台は余裕で置ける駐車スペースも無償で付いているなど、サポートも万全。手を掛ければカッコ良くなるだろう、面白い素材を見つけたような空間だった。

>>HOW TO USE　
倉庫風オフィスに憧れを抱く方も多いと思うが、この空間ではまさにそんな理想が作れるだろう。色々なアレンジが考えられそうだが、もし自分なら、まずは天井を落とし、エアコンや水回り、照明などを設置したベース空間をざっくり仕上げる。床はこのままのコンクリートをベースにしつつも、一部倉庫っぽいパレットを床に敷き詰めて、働く場所・遊ぶ場所をレイヤーでバキッと切り替えてみてもカッコ良いいだろう。また、ガレージのように、車やバイク、通勤用の自転車などをざっくり並べたり、キャンプ場さながらに、アウトドアっぽい家具を並べたりと。なんなら夜の照明は全てランタンで統一したら、ヤバいぐらいの雰囲気が作れそうだ。室内は比較的いじれそうな反面、外見に関しては、シャッターに直接手を加えてしまう事はNGとのこと。しかし、内側にもう1枚扉を付けるなど、やり方は色々考えられるし、むしろそれによっていい顔も作れて、より一層面白いデザインを落とし込めそうだ。
とにかくやりたい事は山ほど出てきそうなこの空間。なかなか他では叶えられない欲求を、この空間で思う存分爆発させ、理想の倉庫風空間を手に入れていただきたい。

オフィスだけでなく、スタジオとしての利用も相談できるという。自然光が多く入るわけではないが、それなりの色気ある空間は作れるのではないだろうか。むしろ倉庫風オフィスとして使いつつ、ロケなどでも貸したりなども面白いのかもしれない。