「リファレンスチェック」とは、選考過程において、応募者の前職の上司などにその人の働きぶりや人柄について問い合わせること。
「前職の上司に自分の転職状況を知られるなんて…」と思わず腰が引けてしまうが、アメリカなど海外ではごく一般的に行われているそう。履歴書にも、リファレンスチェックの問い合わせ先となる「推薦者」の名前や連絡先を記載するのが普通だ。
キャリアアップのための転職があたりまえのアメリカでは、個人の転職状況がオープンなのも納得。リファレンスチェックによって第三者の評価が入ることで、書類や面接だけでは見えにくかった部分も浮き彫りになり、スキルやカルチャー面でのミスマッチを防げるというわけだ。
このリファレンスチェック、日本でも外資系企業を中心に取り入れるケースが増えてきている模様。ただし世間一般にはまだまだ馴染みが薄く、抵抗を感じる人も多いはずだ。
企業と求職者のミスマッチが大きな問題となっている日本の転職市場。お互いを深く知り、質の高い採用活動につなげるための模索は、もう少し続きそうだ。
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