神宮前オフィス | モダンデザイナーズSOHO
EDIT
表参道、明治神宮前、渋谷駅の主要3駅に囲まれた神宮前5丁目エリア。ファッショントレンドエリアでありながら、一歩奥に踏み入れるとだいぶゆったりとした時間が流れる。華やかなではありながら、静かに働きたい方々には魅力的な立地と言えるだろう。そんなエリアの奥の奥。細い道をくねくねと進むと、程なくしてこの建物は姿を現した。
端整な顔つきをしたデザイナーズマンション。ロの字型のブロックが演出するパティオ風のエントランスは、他ではなかなか見る事ができないこの建物の特徴でもある。そんなアプローチを抜け、光や風が抜ける明るい階段室を上った先に、今回紹介する区画が現れた。室内は素材感たっぷりのコンクリート空間。L字に大きく切り取られた開口部からは日中サンサンと光が射し込むので、天気のいい日には窓際に腰掛けてラップトップなんていうのも気持ち良さそうだ。また、そのラインに沿って斜めに下がる天井によって、この空間がどこか屋根裏部屋のような好奇心そそる空間にも感じられる。きっとデスクを並べ、椅子に座っていると不思議な居心地を感じさせてくれるだろう。外にはL字を囲うウッドデッキもついているので、デッキチェアなんかを並べれば良い息抜き空間として活躍しそうだ。
サイズ的には3〜4人ほどがベストだろうか。空間は、物々しい程のコンクリートの壁によって2つのエリアに線引きされているので、レイアウトは比較的容易に想像出来るだろう。住居をベースとした作りであるこの空間には、キッチンやバスルームなども設置されている。少し奥まった立地なので、ランチなどは少々不便に感じるかもしれない。それならば、週に何度かはスタッフの当番制で作らせ、できたての料理を食べながらたわいもない話に華を咲かせてみるのも面白そうだ。建物全体の意匠性の高さもありながら、細部にすら質の高さを垣間みれるこの空間、コンパクトに纏まってはいるが侮る事なかれ。少人数制の空間だからこそ、大所帯の企業には真似できない独自のスタイルで働き倒し、働くという事をトコトン愉しんで頂きたい。
EDITOR’S EYE
毎回募集が出るたびにすぐ決まってしまう物件。今回も、11月2日を締め切りとし、申込を受け付けている。多くの申込が予想されるが、万が一のチャンスに掛けてトライしてみる価値は十分あるだろう。